SK!P-2
「よく言うわね。この前あんな親しげに話してたじゃない。」と、みかん
あれが親しげに見えるんだったら、きっと世界大戦は国をあげてのじゃれ合いに見えるのだろうな。
「は?そんなことあるわけないじゃない!ばか?」
地味に傷付く。
「あのね、あの子は知らない人に何を言われても無視するの。」
実に嫌な性格だな。
「だからあそこまでならないのよ普通。」
そうなのか?
みかんが口を開いた時「座れー」と、担任の近藤が入って来た。
無駄に体つきが良く、ボディービルダーのそれを思わせる筋肉だ
「それではHRを始めるぞ、いよいよ明日から楽しい授業が始まる。」
ブーイングの嵐。「うるせえぞ!ゴホン」わざとらしく咳払い。
教科書などの鞄の錘にしか使い道のない物を配り終え、
「誰か西沢の家に教科書を届けたい奴はいるか?」
いる筈が無い。ただのお人好しか馬鹿だ。
「はい!潟岡君が行きたそうな顔してます!」
してねえよ。ってか誰だ!決まってる。みかんの野郎だ
「いいじゃん!」
よくねえ。全然よくねぇよ
俺は行かない‥と言おうとした時には、机の上の錘は二倍の重さになっていた。
くそっ
下校のチャイムが鳴り響く。
鞄に錘を詰め校舎を出た。
あれが親しげに見えるんだったら、きっと世界大戦は国をあげてのじゃれ合いに見えるのだろうな。
「は?そんなことあるわけないじゃない!ばか?」
地味に傷付く。
「あのね、あの子は知らない人に何を言われても無視するの。」
実に嫌な性格だな。
「だからあそこまでならないのよ普通。」
そうなのか?
みかんが口を開いた時「座れー」と、担任の近藤が入って来た。
無駄に体つきが良く、ボディービルダーのそれを思わせる筋肉だ
「それではHRを始めるぞ、いよいよ明日から楽しい授業が始まる。」
ブーイングの嵐。「うるせえぞ!ゴホン」わざとらしく咳払い。
教科書などの鞄の錘にしか使い道のない物を配り終え、
「誰か西沢の家に教科書を届けたい奴はいるか?」
いる筈が無い。ただのお人好しか馬鹿だ。
「はい!潟岡君が行きたそうな顔してます!」
してねえよ。ってか誰だ!決まってる。みかんの野郎だ
「いいじゃん!」
よくねえ。全然よくねぇよ
俺は行かない‥と言おうとした時には、机の上の錘は二倍の重さになっていた。
くそっ
下校のチャイムが鳴り響く。
鞄に錘を詰め校舎を出た。
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