携帯小説!(PC版)

ごめん

[311]  みら  2007-06-09投稿
三人兄弟の長男の俺。年が離れているせいか、下の二人とはあまり話さない。弟たちもあまり俺と話したりはしない。
夏の日の事いまから10年以上前、弟とおかんが親父に歯医者に連れて行かれた。親父は家の草刈りをするためにまた家に帰った。家では俺と友達がゲームに夢中になっていた。そんな時母から電話がかかってきて終わったから迎えに来てくれとのこと。俺は友達の前だからあまり親父と話したくないから母の伝言を無視した。それから友達が帰り数時間が経つと母と弟が汗だくでなんと歩いて帰ってきた。持ち合わせが全くなく電車にも乗れず、ジュースも買えず、三駅の距離を歩いたらしい。俺はその当時反抗期で素直にごめんと言えずクールにシカトをしていた。
あの時まだ弟たちは小学校低学年、よく歩いたと今になって思う。
今は大学に通っている俺。学費や生活費の為、両親は寝る間をおしんで働いてくれている。弟たちは公立の高校に通い、バイトをして両親に迷惑をかけさせないと頑張ってくれている。
俺もバイトしている。だけど親の仕送りもたまにもらう。たいがいパチンコに使う。本当のバカだ。
一人暮らしを始めて思った。家族の暖かさを。 ごめん、そしてありがとう。

感想

  • 7278: 分かる気がする。 俺にも同じような気持ちになったことがあるから。 でもそれを繰り返してしまう俺も、同じように本物のバカだと思う。 そういう気持ちを思いださせられました。 [2011-01-16]

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