最後の愛?
いつ死んでしまうかも分からない。そんな不安を抱えながら生きてきた。だから。
「私ね。今日は、買い物したいっ!! 」
「どうぞ。お一人で。」
「健吾のバッかぁ!!」
「だって、女の買い物は
長い。」
「なによー!女に慣れてるみたいに言わないでよ!
慣れてないくせにぃい!!この純情少年がっ!!」
「悪かったなっ!有里が
初めてだし!」
「さて。買い物行こっ!」「・・・シカトっ!?」
有里は健吾の腕をつかんで、引っ張っていく。
「これなんかどうよっ?
可愛いでしょ?」
「・・・うん。」
健吾はげっそりしながら、適当な言葉を返す。
「・・・もう、今度でよくない?」
「・・・それはダメ。」
「なんで?」
「・・・明日は・・・必ず来るものじゃないから。
私には・・・明日は来ないかもしれないから。だから、いつ死んでもいいように生きたいの。」
「・・・やっぱり、今度にしよう。」
「ちょっと!?私の言ってたこと聞いてた?」
「うん。 だからさ。このことが心残りで生きてくれたらなーっと。 」
有里は何も答えずに、ただ、笑って健吾を見た。
・・・明日もこんな日が
来ればいいのに。
「私ね。今日は、買い物したいっ!! 」
「どうぞ。お一人で。」
「健吾のバッかぁ!!」
「だって、女の買い物は
長い。」
「なによー!女に慣れてるみたいに言わないでよ!
慣れてないくせにぃい!!この純情少年がっ!!」
「悪かったなっ!有里が
初めてだし!」
「さて。買い物行こっ!」「・・・シカトっ!?」
有里は健吾の腕をつかんで、引っ張っていく。
「これなんかどうよっ?
可愛いでしょ?」
「・・・うん。」
健吾はげっそりしながら、適当な言葉を返す。
「・・・もう、今度でよくない?」
「・・・それはダメ。」
「なんで?」
「・・・明日は・・・必ず来るものじゃないから。
私には・・・明日は来ないかもしれないから。だから、いつ死んでもいいように生きたいの。」
「・・・やっぱり、今度にしよう。」
「ちょっと!?私の言ってたこと聞いてた?」
「うん。 だからさ。このことが心残りで生きてくれたらなーっと。 」
有里は何も答えずに、ただ、笑って健吾を見た。
・・・明日もこんな日が
来ればいいのに。
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