消えない過去第39話
何も話せない。
かといって逃げ出すわけにも行かず、愛想笑いをして客の水割りを作るのが精一杯だ。
「ちょっと〜タバコ」
見るとタバコをくわえていた。
客がタバコを吸いそうなら火をつけるように聞いていたが慣れていないからタイミングよくつけることができない。
百円ライターでつけようとしたら息で消されてしまった。
何回つけようとしても消す。
何が言いたいのだ、この女はと思っていると、
「百円ライターなんかでつけたらタバコがまずくなる。」
そう言って自分のライターで火をつけた。
ダンヒルのライターだ。
なんて傲慢な女だなと思いむっとした。
それでも何か話さなければと思い、
「お仕事は何をされているのですか。」
「ばーか」
会話にならない。
相原がテーブルにきた。ほっとした。
二人はテンポよく会話がはずんでいる。
俺に対する態度を全く違うので、さっきの生き物と同じなのかと疑ってしまうほどだ。
そして俺は急いで吸殻のはいった灰皿を持って席を立った。
かといって逃げ出すわけにも行かず、愛想笑いをして客の水割りを作るのが精一杯だ。
「ちょっと〜タバコ」
見るとタバコをくわえていた。
客がタバコを吸いそうなら火をつけるように聞いていたが慣れていないからタイミングよくつけることができない。
百円ライターでつけようとしたら息で消されてしまった。
何回つけようとしても消す。
何が言いたいのだ、この女はと思っていると、
「百円ライターなんかでつけたらタバコがまずくなる。」
そう言って自分のライターで火をつけた。
ダンヒルのライターだ。
なんて傲慢な女だなと思いむっとした。
それでも何か話さなければと思い、
「お仕事は何をされているのですか。」
「ばーか」
会話にならない。
相原がテーブルにきた。ほっとした。
二人はテンポよく会話がはずんでいる。
俺に対する態度を全く違うので、さっきの生き物と同じなのかと疑ってしまうほどだ。
そして俺は急いで吸殻のはいった灰皿を持って席を立った。
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