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証明写真?

[622]  夜野 灯  2007-06-09投稿
気付くともう駅前まで来ていた。
「優ちゃんはどっち方面?」
「私はA市の方です」
「そっかぁ。じゃぁ、逆方向だね。…優ちゃん…。」
僕は一瞬、「送っていこうか?」と言葉が出掛かった。でも…理沙の事もあり、言葉を飲み込んだ。
「なんですか?」
まだ目を真っ赤にさせ潤んだままの優が答えた。
「あっ。気をつけて帰ってね。」
「はい。また連絡しますね。じゃあ、また」
「うん。またね。」
僕は改札の前で優を見送った。
今の僕に出来る事は、証明写真の謎を解く事。その為にはもっと深く調べていかなくてはいけない。
僕は電車に乗り、取りあえず家に帰った。ベッドに転がると急に疲れが出てきた。
【少し寝るか。】
明日起きたら、日記に書いてあった神社に行ってみよう。そして……


「ん、ん…はぁ〜っ」
気付くと朝になっていた。いつの間にか眠っていたらしい。
僕は取りあえず携帯を手に取った。
【あれ?】
電源が入らない。どうやら充電が無くなっているようだ。
携帯を充電器につなぎ、出掛ける準備をした。しかし、充電が終わるまでにはまだ時間がある。
【仕方ない今までの事をレポートにまとめるか。】
僕はパソコンの電源を入れた。そう言えば、ここ何日かメールのチェックをしていない。

《8件のメールが届いています》

メールボックスを開くと
【メルマガと…あれ?高木から来てる。】
高木からメールが来ていた。時間は昨日の夜中に送ってきたみたいだ。
【取りあえず開いてみるか。】
《カチカチッ。》
○神社の件○
なんか分かりましたか?俺は日記にあった神社に行ってきました。
なんかヒントになればいいんですが。日記にあった【イザナギ・イザナミ】の事ですけど、分かった事を簡単にまとめました。


イザナギ・イザナミとは日本神話の神様の名前でした。言い伝えを簡単に書くと、この神様は夫婦で死んでしまった妻の【イザナミ】を生き返らせる為に黄泉の国に夫の【イザナギ】が取り返しに行く話との事です。
しかし、黄泉の国を出る時に振り返ってはいけない。と言う約束を破った為に【イザナミ】は永遠に黄泉の国に幽閉された。
みたいな感じでした。これが何の関係があるのか分かりませんが。
帰ったら連絡しますね。

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