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君の笑顔(終)

[564]  カトリ  2007-06-10投稿
十分すぎる程のキスと愛撫をうけ、優希の意識は朦朧とする。


「優希、いい?」

航の問い掛けに、うなずいて答える。


航は、ゴムを慣れない手つきでつける。



やっと、一つになれた。


「ずっと、こうしたかった。」


そう言うと、優希は、航の頬に触れる。


「俺も。
優希が好きで好きでたまんない。」

二人は朝方まで、何度も抱き合った。


朝、6時。


「航。起きて!」

遠くの方で聞こえる愛しい声。


「ん〜…優希ぃ。」


航は、優希の腕を引きベッドに引きずり込む。


「こらっ」


げんこつ。


「…はぃ」


「起きて。ご飯食べて、少し勉強しなきゃでしょ!」


航は、トーストをかじりながら、優希の仕草の一つ一つを愛しく見つめていた。


「何時に出る?」

優希の問いに、ふと我にかえる。


「試験、10時からだから、8:30位。優希は?」


「んじゃあ、一緒に出る。」



シャワーを浴びて目を覚まし、一時間程、勉強して、2人は部屋をでた。


途中の駅で、航は乗換えになる。


「テストと合宿頑張ってね。」


「ん。帰る時間できたら、すぐ連絡する。」


また、触れたくなるのを堪え、航は微笑む。


「うん。待ってる。」

優希も笑顔で見送る。



また、日常に戻る。


それでも、昨日までの、さみしい毎日とは、違っていた。

航が、サッカーに夢中になっていても、自分の事を想ってくれている。
だから、会えない時間も乗り越えられる。



それでも、やっぱり…



《メールくらい、くれたっていいんじゃない?バカ!!》



たまには、構って欲しいと思ってしまう。


忘れた頃にメールが届く。


《優希、愛してる。》


「…バカ…」


こんな、些細な事で、幸せだと、感じてしまう。


優希は苦笑いした。




終わり☆



最後まで、読んでくれてありがとうございました。
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感想

  • 7300: いまいち盛り上がりに欠ける感じ??もう少し波があってもいいかなって思うよ。次の作品に期待します。 [2011-01-16]

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