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きみのうた 3

[307]  花蓮  2006-02-28投稿
私の人生ってなんだろう‥
その日は眠れなかった。


お見合い日の朝。
母ひとりがバタバタと忙しそうに動き回っている。
私はのんびりと朝の読者を楽しむ暇もなく、着物をきっちりと着せられ、すごく苦しい思いをしていた。
それと同時に、今日で私の未来が決まるのかと思うたびに悲しくなった。私はふと、
「行きたくないな‥」とつぶやいていた。


父と母と私。私たち3人は車に乗り、お見合い会場にもなっている山本旅館へと急いだ。


山本旅館に到着。旅館の方が出迎えてくれた。
我が家の旅館とは比べものにならない程、大きく立派な旅館だ。
案内されるまま進んだ。

部屋に入ると、そこにはお見合い相手とその両親が待っていた。
『本日はよろしくお願い致します。』などといったお決まりの挨拶をした。

母に自己紹介をと言われ、仕方なく
「相沢つばきです。今日はよろしくお願い致します。」と言った。
勇気をふりしぼって仕方なく言った私の自己紹介、あっさりとお見合い相手の男に無視された。
一瞬、空気が凍りついた。しかし相手の親が必死に息子をフォローしていた。
無愛想な男である。笑わないし喋らないし気を使わない。私の嫌いなタイプだ。
こんな男と何故、お見合いをさせようと思ったのか?大きな旅館の孫だか何だかしらないが、どこが好青年なんですかお母さん。
私は両親に強い不信感を抱いた。

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