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眩しい微笑み07

[231]  2007-06-10投稿


「ねえミサキ?」
無事全快し、大学に復帰したミサキに、友人のカリンが話しかける。
「リク君毎日お見舞い行ってたんだって?なんかあった??」
と、期待に目を輝かせながらミサキに問うカリン。
「何かって・・・」
少し考えるミサキの頭に、この数日が思い出される。
お姫様だっこをされて、抱きしめられた。
思い出したミサキの顔が真っ赤に染まる。
「あー!なんかあったんだ。何?キスとかさるた?」
身を乗り出すカリンにミサキはたじろぐ。
「別にそんなんじゃないわよっ」
「じゃあ何よ」
「えっと・・・」
恥ずかしすぎて言葉にできないミサキの肩が誰かに叩かれた。
「?」
ミサキが振り向くと、そこにはカリンの彼氏のセイヤと・・・リクがいた。

「おーっす」
「どうも」
リクの姿を確認したミサキの顔が赤く染まる。
「セイヤ〜、あのねーミサキったら親友の私に隠し事するのよ〜〜。ひどいよねー」
カリンがセイヤに腕を絡ませて、甘い声を出す。
「なんだと?俺の愛しきカリンにそんなことをするとは許さんぞー!」
セイヤが棒読みで言った。
彼は実に大根役者だった。

「あ、ミサキさん?」
今まで、存在が薄かったリクが唐突に声を出した。
「ミサキさんもう授業ないですよね?」
「うっ、うん!!」
「じゃあ・・・行きましょうか」
行くってどこに?と聞くカリンとセイヤをよそに二人は歩きだした。

ミサキがリクの手をそっと握る。
するとリクは握り返してきた。
ミサキの顔がまた赤くなる。
そして、リクの口が紡いだ言葉は・・・

「ミサキさん寒がりですね。もう五月ですよ?」

彼はものすごく天然で鈍かった。

ミサキの顔が止まった。

それを見ながらカリンが呆れたように呟いた。

「なんであんなに鈍いの・・?」

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