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チキンソウル〜2〜

[537]  鉛筆野郎  2007-06-11投稿
天道に落ちたのは剣道部の人気がありすぎて倍率があがったせいだ。僕の成績では敵わなくなってしまった。父親や母親に慰められながら僕はこの先の事を考えた。天道を受けたのは前期だったので、後期を受けるチャンスはあった。しかし、勉強嫌いの僕には難しい問題だった。
合格発表の次の日僕は担任の先生に呼び出された。その時先生は
『お前が本気で天道で天下を目指したいなら後期まで必死で勉強して受けてみなさい』
と言ってくれた。僕は嬉しかった。こんな僕の事を先生は応援してくれたから。僕は超特急で家に帰り机に向かった。その時、母親が僕に
『どうしたの急に勉強なんかして』
と言った。
『僕、天道の後期試験受ける事にしたんだ!!』
もちろん母親は驚いた。その直後。
『辞めなさい』
必死になってる僕の目の前で母親は小声で言った。
『…えっ!?』
『あんた頭悪いんだからさぁ…もう10日間くらいしかないのよ?受かる訳ないじゃない!!』
『でも僕は天道で剣道やりたいんだ!!先生だって応援してくれてるし…受けさせてくれよ!!』
『母さんはね…もぅあんたが泣くところを見たくないんだよ…』
僕は何も言えなかった…。泣き虫も馬鹿も分かりきっているからだ。多分…母さんもわかりきった事だからあんな事言ったんだと思う。
次の日、先生に後期試験は受けないと知らせた。それに滑り止めで受けた西海で剣道をする事も。僕はあまり気がすすまなかったが、親や先生も応援してくれているので頑張らない訳には行かない!!僕は少し時間がかかったがやる気になってきた。天道を下し、西海でチャンピオンになるのを夢見ながら…。
その後普通に学校生活を送って卒業。楽しかった事や辛かった事もあったが楽しい中学生活を送れた。卒業式の後の送別会で同じ部活で、よく遊んだ友達の斎藤健吾(さいとうけんご)と話をした。
『健吾は剣道つづけないのか?』
『高校で部活としてはやらないけど、近くの道場で練習させてもらうつもりだよ』
『そっか…』
健吾とはよきライバルだったので少しショックだった。
『お前、西海だったよな?』
健吾が聞いた。
『そうだけど…なんで?』
『ついていけるのかよ…?』
健吾は僕の弱さを知っているから心配してくれていた。西海は強いと同じく、北海道で1番練習が厳しいで有名だからだ…。

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