携帯小説!(PC版)

銀色の雨

[134]  サクヲ  2007-06-13投稿
ぼくのとなりで
うつむいて歩く
きみの細い影
かなしくゆれてる

あわい西日が
背中からさす並木道

次の通りを
左にまがれば
そこできみはもう
知らないだれかに

ふたりかさねてきた
日々は思い出になる

銀色の雨がふる
ぼくらの肩にふりつもる
手をつないで
並木をくぐろう
その先に続く道はもう
見つけてあげれないけど

なにがわるくて
よかったかなんて
いくら悩んでも
わかりはしないね

たとえ答えが出たとして
もう戻れない

こらえきれずに
泣き出したきみに
なにか言ってあげたい
のにごめんね

なぜか言葉がひとつとて
浮かんでこない

銀色の雨がふる
見上げた顔にふりそそぐ
しゃくる声に
涙が出そうさ
本当に愛してたよ
もういいわけにしか
ならない

銀色の雨がふる
ぼくらの肩にふりつもる
祈ってるよ
届かなくっても
その肩にいつの日にか
あぁ幸せつもりますように

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