もう恋はしない《番外編》?
…〜♪
あ、電話鳴ってる。
気付いたら寝てもうてた。
(ダレやろ?)
知らん番号。うちはボンヤリした頭のまま、通話ボタンを押した。
「もしもし…」
『阿部さん。俺です、池成です』
(池成?…えっ!マジ!?)段々意識がはっきりして来た。
「ど、どしたんや?」
わざとらしく聞いてみる。
『孝から聞きました。本気で辞めるつもりなんですか?』
「うん」
池成が少し考えるように間をあけて切り出した。
『阿部さん、ちょっと時間ありますか?』
「すみません、呼び出して…」
駅近くの喫茶店に着くと、入ってすぐ左手に池成の姿が見えた。
席に着いて紅茶を頼むと、池成が話始めた。
「俺としては…、今回のヒロイン役はやっぱり阿部さん以外いないと思ってます。それは、孝も同じです」コーヒーカップを軽く口に付けて離す。
中坊のクセに、なんちゅーコーヒーが似合うんや、この男は。
孝志はもちろん、水嶋ですらしっくりこーへんのに…。
頭で余計な事を考えつつ、こたえる。
「でも、あの状況でやっぱ続けられへんわ、悪いけど」
「あの状況って?」
池成の問い掛けにうちは今日あった事、全部話した。
あ、電話鳴ってる。
気付いたら寝てもうてた。
(ダレやろ?)
知らん番号。うちはボンヤリした頭のまま、通話ボタンを押した。
「もしもし…」
『阿部さん。俺です、池成です』
(池成?…えっ!マジ!?)段々意識がはっきりして来た。
「ど、どしたんや?」
わざとらしく聞いてみる。
『孝から聞きました。本気で辞めるつもりなんですか?』
「うん」
池成が少し考えるように間をあけて切り出した。
『阿部さん、ちょっと時間ありますか?』
「すみません、呼び出して…」
駅近くの喫茶店に着くと、入ってすぐ左手に池成の姿が見えた。
席に着いて紅茶を頼むと、池成が話始めた。
「俺としては…、今回のヒロイン役はやっぱり阿部さん以外いないと思ってます。それは、孝も同じです」コーヒーカップを軽く口に付けて離す。
中坊のクセに、なんちゅーコーヒーが似合うんや、この男は。
孝志はもちろん、水嶋ですらしっくりこーへんのに…。
頭で余計な事を考えつつ、こたえる。
「でも、あの状況でやっぱ続けられへんわ、悪いけど」
「あの状況って?」
池成の問い掛けにうちは今日あった事、全部話した。
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