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貴方に届けたい言葉「2章」

[314]  坂本一義  2007-06-15投稿
ある日、身体に違和感を感じ始めた。気になり、僕は病院に軽い気持ちで検査に行った、彼女には内緒で…。後日、検査結果を聞きに病院へ行き、僕の寿命を教えられた…
余命は一年これが僕の寿命だった。突然の宣告に何も考えられず病院を後にした…。もう助からない命、満足に終わらせたい気持ちで入院はせず、薬による治療にした。両親にも納得してもらった。後は彼女と友達に言うべきか迷っいた時、彼女から疑いの疑問を投げかけられ、僕が浮気をしてるらしいって…病気の事もあり彼女と連絡が途絶えがちになっていたのか、疑われても仕方なく、まして本当の事を言うと、彼女はどうなるのか、心配になり言わず、僕は彼女と別れる事にした。浮気だのなんだのって、どう思われてもいい…
今はただ僕の事を嫌いになってくれれば、それだけでよかった。
彼女と別れて一週間が過ぎた頃、親友が別れた理由は?って聞いてきた。
僕は迷った結果、彼には本当の事を伝えた…。
沈黙の後、彼は涙を流し納得しようとはしなかった…僕も辛かった、一緒に泣いてしまった。僕の涙が真実を語る…。

体調が悪化するまでは、仕事を続けたい、その意志を上司に伝え、無理しないように続けていける事を認めてもらった。会社で僕の病気がバレないように振る舞い、親友も上司も気を使ってもらい生活していた。
会社な昼休み、彼女の友達からみんなで遊びに行く計画を聞いたが、その日は病院に行く予定がある為、適当に断った。
少しづつ悪化する身体に病院に行く回数も増えていき、働くのが限界に近いてきた。僕は退職する事に決めた…。上司に伝え、親友にも話をして、会社を後にした…。

病院のベットに横になり同じ空を見上げる生活が始まった…確か今日はみんなで遊びに行く日かぁ…そう思いながら、また空を見上げた。
病気の事、余命の事を伝えないままの逝こうとしてる僕は、本当にこれでよかったのか…。
別れた彼女の悲しむ姿、友達たちの心配する顔などは見たくなかっての判断だった。僕は僕の生きた証を全てなくして逝きたかった…。

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