消えない過去第40話
次に赤坂の席に着いた。
赤坂はこの客と同伴したらしく、最初からこの席に座っていた。
城もすぐに席についた。
城は俺のことをお客と赤坂に紹介してくれた。
赤坂はやさしそうな落ち着いた感じのホストだ。
向こうからいろいろ質問してくれるので俺も話すことができて助かった。
なんとなく店の中の空気が変わった気がした。
挨拶がとびかっている。
梶が出勤してきた。
こんな早くの出勤はめずらしいようだ。
客と同伴してきたので城が目で指図する。
梶の席のセットをしてこいというのだ。
またさっきのような客かなと思い足取り重く席に向かった。
先に相原がボトルを持ってきて席にいた。
アリスだ。
「久しぶり。仕事ぶり見にきたよ。」
なんかうれしくなった。
今まで口の中が乾いていたのが一気にうるおった感じだ。
梶は席に着いたと思ったらすぐにいなくなった。
たわいもない冗談を話しながら水割りをつくり乾杯をして会話をした。
相原とも初めて話しをしたが、きさくな感じで冗談ばかりいっておもしろい人だ。
相原があっちの梶の席にヘルプ行ってこいと言う。
あの女のところだ。
しぶしぶ行くと女は、さっきとは別人のように笑顔ではしゃいでいる。
鬼から姫に変身したようだ。
俺にはそう見えた。
座るといきなり女が俺を見ながら梶に話しかける。
「この子、私の仕事聞くのよ。」
梶が鬼のような形相で
「ばかかお前。」
その一言だけで俺にはわけがわからず萎縮してしまった。
あとで相原先輩に聞いたら仕事を聞くのはよくないことの一つらしい。
ホストクラブにくる女は風俗の仕事している子が多いから聞いても言わないだろうと。
プライドを持って仕事している女も多く自分の仕事にはずかしがる女はいないがおおっぴらには言う女はいない。
今日の一日は早かった。
あっという間に仕事が終わった。続く
赤坂はこの客と同伴したらしく、最初からこの席に座っていた。
城もすぐに席についた。
城は俺のことをお客と赤坂に紹介してくれた。
赤坂はやさしそうな落ち着いた感じのホストだ。
向こうからいろいろ質問してくれるので俺も話すことができて助かった。
なんとなく店の中の空気が変わった気がした。
挨拶がとびかっている。
梶が出勤してきた。
こんな早くの出勤はめずらしいようだ。
客と同伴してきたので城が目で指図する。
梶の席のセットをしてこいというのだ。
またさっきのような客かなと思い足取り重く席に向かった。
先に相原がボトルを持ってきて席にいた。
アリスだ。
「久しぶり。仕事ぶり見にきたよ。」
なんかうれしくなった。
今まで口の中が乾いていたのが一気にうるおった感じだ。
梶は席に着いたと思ったらすぐにいなくなった。
たわいもない冗談を話しながら水割りをつくり乾杯をして会話をした。
相原とも初めて話しをしたが、きさくな感じで冗談ばかりいっておもしろい人だ。
相原があっちの梶の席にヘルプ行ってこいと言う。
あの女のところだ。
しぶしぶ行くと女は、さっきとは別人のように笑顔ではしゃいでいる。
鬼から姫に変身したようだ。
俺にはそう見えた。
座るといきなり女が俺を見ながら梶に話しかける。
「この子、私の仕事聞くのよ。」
梶が鬼のような形相で
「ばかかお前。」
その一言だけで俺にはわけがわからず萎縮してしまった。
あとで相原先輩に聞いたら仕事を聞くのはよくないことの一つらしい。
ホストクラブにくる女は風俗の仕事している子が多いから聞いても言わないだろうと。
プライドを持って仕事している女も多く自分の仕事にはずかしがる女はいないがおおっぴらには言う女はいない。
今日の一日は早かった。
あっという間に仕事が終わった。続く
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