もう恋はしない《番外編》22
翌日、放課後になっても孝志は迎えにこんかった。
やっぱり昨日の今日やからか?
色々考えて悩んだ結果、バスに乗って大和中学までやって来た。
んで今、部室前におる訳やけど、実際来てみると入りづらいもんがあるな…。
(だからってつっ立ってる訳にいかんし…)
うちは深呼吸を二回して、ドアノブに手をかけた。
ガチャッ。
開いた音に反応して皆が振りかえる。
孝志と目が合って何か言いたそうな顔をしてたけど…。
「阿部さん!」
意外にも、最初に声をかけて来たんは彩やった。
「阿部さん、池成先輩に全部聞きました。…私、勝手な事を想像だけで言ってしまって…本当に、すみませんでしたっ!」
深々と頭を下げる。
「何や、気にせんでえぇのに。真鍋とは仲直りしたんか?」
うちは出来るだけ平然を装う。
「はい。恥ずかしい話なんですが…私の気を引きたい為に阿部さんと比べたりしてたみたいです」
声を小さくして、真鍋の方をこっそり見る彩に対して、真鍋はそっぽ向いてる。照れてるんやろな(笑)
「阿部さん…」
「ん?」
彩が申し訳なさそうな顔でうちを見る。
「辞めませんよね…演劇」
少し考えたけど…孝志と目が合ってうなずいた。
やっぱり昨日の今日やからか?
色々考えて悩んだ結果、バスに乗って大和中学までやって来た。
んで今、部室前におる訳やけど、実際来てみると入りづらいもんがあるな…。
(だからってつっ立ってる訳にいかんし…)
うちは深呼吸を二回して、ドアノブに手をかけた。
ガチャッ。
開いた音に反応して皆が振りかえる。
孝志と目が合って何か言いたそうな顔をしてたけど…。
「阿部さん!」
意外にも、最初に声をかけて来たんは彩やった。
「阿部さん、池成先輩に全部聞きました。…私、勝手な事を想像だけで言ってしまって…本当に、すみませんでしたっ!」
深々と頭を下げる。
「何や、気にせんでえぇのに。真鍋とは仲直りしたんか?」
うちは出来るだけ平然を装う。
「はい。恥ずかしい話なんですが…私の気を引きたい為に阿部さんと比べたりしてたみたいです」
声を小さくして、真鍋の方をこっそり見る彩に対して、真鍋はそっぽ向いてる。照れてるんやろな(笑)
「阿部さん…」
「ん?」
彩が申し訳なさそうな顔でうちを見る。
「辞めませんよね…演劇」
少し考えたけど…孝志と目が合ってうなずいた。
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