もう恋はしない《番外編》完
(違う、最後やから?)
「心なしか、ゆっくりこいでへんか?孝志君」
いつもみたいにからかってみたら
「へへ、わかります?」
背中を向けたまま振り向かん。
ぎゅ!!
何かムカついたからヤツの腰に思いっきりしがみ付いてやった。
「うわっっ!!」
急ブレーキをかける。
「ダメですよ、沙野子さん」まだ振り向かん。
「いつも回してくれんって凹むクセに!」
「…嬉しいですけど…淋しくなりますから」
(顔、見せぇよな)
「そやったら、淋しくないようにすれば?」
「それって…」
やっと、振り向いた。
「告白やないで!」
何や、いつもみたいにそこで又凹むと思ったのに。今度はうちが顔を隠す。
「沙野子さん、また会いに行っていいですか?」
うちは孝志の背中で小さくうなずいた。
「阿部やん凄い!感動したよ」
朝からそればっかや。
実は昨日の劇、水城も見に来てたらしい…。
恥ずいし!うちは、照れ臭いのを隠すように足早に門を後にした。
「沙野子さん!」
この呼び方は…!
声のする方に振り向く。
「会いにくんの早すぎ。感動薄れるっちゅーねん…」
恋人同士やない。けど会いたいと思う。
今度はちゃんと、恋、出来るかもな☆
「心なしか、ゆっくりこいでへんか?孝志君」
いつもみたいにからかってみたら
「へへ、わかります?」
背中を向けたまま振り向かん。
ぎゅ!!
何かムカついたからヤツの腰に思いっきりしがみ付いてやった。
「うわっっ!!」
急ブレーキをかける。
「ダメですよ、沙野子さん」まだ振り向かん。
「いつも回してくれんって凹むクセに!」
「…嬉しいですけど…淋しくなりますから」
(顔、見せぇよな)
「そやったら、淋しくないようにすれば?」
「それって…」
やっと、振り向いた。
「告白やないで!」
何や、いつもみたいにそこで又凹むと思ったのに。今度はうちが顔を隠す。
「沙野子さん、また会いに行っていいですか?」
うちは孝志の背中で小さくうなずいた。
「阿部やん凄い!感動したよ」
朝からそればっかや。
実は昨日の劇、水城も見に来てたらしい…。
恥ずいし!うちは、照れ臭いのを隠すように足早に門を後にした。
「沙野子さん!」
この呼び方は…!
声のする方に振り向く。
「会いにくんの早すぎ。感動薄れるっちゅーねん…」
恋人同士やない。けど会いたいと思う。
今度はちゃんと、恋、出来るかもな☆
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