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神龍湖ぱーと?-?

[329]  夢見大  2007-06-18投稿
バアちゃんは、真剣な顔になって、ボクにこう言った。
「今から、神龍湖にまつわる古い言い伝えを話してあげる。この前話した神龍湖の伝説とは違うんだよ。この話を克に言うには、まだ早いんだけどね」
そこで、言葉を切り深呼吸をした。
「神龍湖はたまに光るんだよ」
いきなり、何を言い出すんだろうと思いながら、聞いていた。
「その光は綺麗に輝くんじゃなくて、怪しげな光なんだ。神龍湖がそんな色で光ったら、昔から悪いことが起こるんだよ。それを予知したり、悪いことが起こらないようにする人が、この村にはいるんだよ。さっき言った、辰波さんがそういった人なんだ。
辰波さんが身につけている物が、結界になって、悪いことが起こることを抑えるんだ。結界の作り方は、神龍湖を真ん中に据えて、周りの五箇所に辰波さんの物を置くんだ。結界は辰波さんの物が、一つでも欠けると効果が無くなってしまうんだよ。この話は克には早いって言ったけど、ここに来て一年経たない者に話してはいけない、っていう、決まりがあるんだ。理由はバアちゃんは知らないんだ。克、この話を聞いたってこと、他の人に言わないでね」
最後に締めて、バアちゃんは笑った。
外を見ると、空に雲が立ち込めてた。続

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