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夕暮れの日に〜争いの国〜

[346]  グレイブ  2007-06-20投稿
この道を行けば


争いの絶えない賑やかな国にたどり着くらしい。


正直行くか迷ったけど


僕の相棒


ラトの多大なる我が儘により

次の目的地はそこに決まったのだった。




「ねぇ、トト。」

「トトのお父さんとお母さんって、どんな人だったの?」


道を歩きながら、何気なしに聞かれた質問に、僕はどう答えていいか、戸惑った。



でも、やっぱり真実を話そう。



「もう、いないんだ。」



「じゃあ俺と一緒だね!」


そうだったんだ。



「いらっしゃいませ。本国では戦が勃発しており、危険な状態です。入国しますか?」





いつの間にか国に着いてしまったようだ。
この話の続きはまたの機会にしよう。


「入国します!」


僕が口を開くより早く、ラトが元気よく応答した。


心なしか目が輝いているような・・・



「き、君は!ラト君かい!?」

入口のおじさんは、驚いた様子でラトに質問した。

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