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夕暮れの日に〜争いの国・その2〜

[308]  グレイブ  2007-06-21投稿
「お久しぶりです、おじさん!」



おお、ラトが敬語を使うのを始めて見たかもしれないぞ・・・

「久しぶりだね、ささっ、こっちだ。着いてきなさい。」


ラトの知り合いなら大丈夫だろう。



そう、考えていた。


この後に起こる

哀しい真実など、考えもせずに。




「ここまでくれば、もう大丈夫だろう」


受付のおじさんはそういうと、ラトに「じゃ仕事があるから」と言い残し、行ってしまった。


「ラト、大丈夫なの?こんな微妙な場所で」
とても寂れた裏路地。僕たちの他には誰もいなかった。

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