〜貧乏神〜
目を開くと人で溢れる駅前に僕は居た。
「ここは、何処だろう。」
来たことがあるような気がしたけど見覚えがなかった。
さっきまでのはやっぱり夢だったのだろうかと疑ったが、僕の体を通り抜ける人達を見てやっぱり夢じゃないんだと確信した。
何をすればいいか分からなくなった僕はその場に座り込んでしまった。
これからどうすればいいんだろう。
何故、僕が?貧乏神?なんて…。
人の幸福を奪ってこれば天国に行けるんだったよね?
そんな事…僕には…
そもそもどうやって幸福を奪うんだ?
疑問に思い、立ち上がってスーツを着たサラリーマン風の男に近付いてみた。
その時、
帽子やサングラスで顔を隠した男が背後からサラリーマン風の男に近付き鞄を奪っていった。
…!?…
[コラァ〜!!返せぇ!その中には給料がッ…]
急な出来事で何が何だか分からなかった。
サラリーマン風の男は真っ青な顔していた。
そんな顔見て僕はとっさに
待って!!
と叫んでしまった。
聞こえる訳がないのに。そう思った時、
ひったくり犯は思いっきり転んだ。
…ッえ?…
どうやら僕が強い念を唱えると思いどおりになるようだ。
おかげでサラリーマン風の男の鞄は無事で済んだ。
つづく
「ここは、何処だろう。」
来たことがあるような気がしたけど見覚えがなかった。
さっきまでのはやっぱり夢だったのだろうかと疑ったが、僕の体を通り抜ける人達を見てやっぱり夢じゃないんだと確信した。
何をすればいいか分からなくなった僕はその場に座り込んでしまった。
これからどうすればいいんだろう。
何故、僕が?貧乏神?なんて…。
人の幸福を奪ってこれば天国に行けるんだったよね?
そんな事…僕には…
そもそもどうやって幸福を奪うんだ?
疑問に思い、立ち上がってスーツを着たサラリーマン風の男に近付いてみた。
その時、
帽子やサングラスで顔を隠した男が背後からサラリーマン風の男に近付き鞄を奪っていった。
…!?…
[コラァ〜!!返せぇ!その中には給料がッ…]
急な出来事で何が何だか分からなかった。
サラリーマン風の男は真っ青な顔していた。
そんな顔見て僕はとっさに
待って!!
と叫んでしまった。
聞こえる訳がないのに。そう思った時、
ひったくり犯は思いっきり転んだ。
…ッえ?…
どうやら僕が強い念を唱えると思いどおりになるようだ。
おかげでサラリーマン風の男の鞄は無事で済んだ。
つづく
感想
感想はありません。