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たれ目マニア☆3

[353]  じゅりあ  2007-06-22投稿
呆れ顔で続ける沢木先輩。
「そんな事言われて、わかりましたって言う訳ないでしょ?」

ぐ…。
そーかも。失敗?

「で、でもっ…」
私が言い掛けた時だった。遮るように悪態を付く。
「だいたい、和也クンはアンタを相手にしないよ」

「わからないじゃないですかっ」
ムッとして言い返す。

「だって、彼、処女は食わない」

へ…。
口を開いたまま、ぽかーんとする事、数秒。
処女…食わない…。
て、事はもしや…。

「真鍋先輩と寝たんですか!?」
「当たり前じゃん」
髪を掻き上げて即答。
う、羨ましい!…じゃなくて、私の真鍋先輩を〜!!
「もう、いいでしょ?」
立ち去ろうとする沢木先輩。
私は全力で引き止めた。

「ダメです!別れるって言ってくれるまで放しません!」
彼女の腕をぐいぐい引っ張る。
「ちょ、ちょっとアンタ止めなさいよっ!ウザいって」
「あなたより、私の方が先輩の事愛してるんですっ。愛の為、放しません〜!」
「いい加減にしなっ」

バシッ!

(イタッ!)

思いっきり鞄で殴られて、弾みで手を放してしまった。

そして、胸ぐらをぐぃっと掴まれる。
「今度、こんな事したら、承知しないよ!」

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