たれ目マニア☆4
そう言うと、彼女は去って行った。
(コエェ!!)
目、光ってた。あの人、人間じゃないよ。
鞄が命中した頬を擦りながら、空を見上げた。
(あぁ…どうしよ)
「バカだね」
え?
後ろから声がして振り返った。
「悪いけど、一部始終聞いてた」
そう言って笑った彼は、まさに真鍋先輩、その人だった!
「先輩、何で!?」
頬に手を当てたまま問う。
「何でって、ココ俺の昼寝場所なの」
確かに体育館裏って、意外に静かで人気も少ない。
ココでいつも、先輩寝てるんだぁ〜。
新しい情報入手に、思わずにんまりしてしまう。
「それ」
先輩が私の顔を指差す。
「はい?」
「女の子が顔に傷なんか作って…早く冷やした方が良いんでない?」
タレ目を更に垂らして笑う。
(はががっ!マニアックだけど、格好いい!!)
彼女を説得するのは失敗したけど、そのお陰で今、こうして先輩と話してる。
なんてラッキーなの!?
決めた、私。
この笑顔を独り占めしたいの!
「先輩、絶対あなたをモノにします!覚悟してて下さい」
ビシィ!っと指差す。
そんな私を見て、先輩は吹き出した。
ついでに「変なヤツ」ともぼやいた。
(コエェ!!)
目、光ってた。あの人、人間じゃないよ。
鞄が命中した頬を擦りながら、空を見上げた。
(あぁ…どうしよ)
「バカだね」
え?
後ろから声がして振り返った。
「悪いけど、一部始終聞いてた」
そう言って笑った彼は、まさに真鍋先輩、その人だった!
「先輩、何で!?」
頬に手を当てたまま問う。
「何でって、ココ俺の昼寝場所なの」
確かに体育館裏って、意外に静かで人気も少ない。
ココでいつも、先輩寝てるんだぁ〜。
新しい情報入手に、思わずにんまりしてしまう。
「それ」
先輩が私の顔を指差す。
「はい?」
「女の子が顔に傷なんか作って…早く冷やした方が良いんでない?」
タレ目を更に垂らして笑う。
(はががっ!マニアックだけど、格好いい!!)
彼女を説得するのは失敗したけど、そのお陰で今、こうして先輩と話してる。
なんてラッキーなの!?
決めた、私。
この笑顔を独り占めしたいの!
「先輩、絶対あなたをモノにします!覚悟してて下さい」
ビシィ!っと指差す。
そんな私を見て、先輩は吹き出した。
ついでに「変なヤツ」ともぼやいた。
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