携帯小説!(PC版)

反射

[834]  坂本一義  2007-06-22投稿
明け方、一人の男が死んだ、第一発見者は男の彼女で目覚めると、彼が死んでいたという、外傷もなく持病もなく、司法解剖の結果は原因不明…
今月でニ件の謎の死体、一件目は不動産職員が駅のベンチで死んでいたのと今回の事件、関連性はないものの共通性は謎の死、現場検証で男の部屋にあったビデオを見たがとくに変わった様子もなく、モデルハウス見学風景が映るだけだった。
「あれ?このモデルハウスってKSハウジングの家ですよ」と後輩に言われ接点が見えてきた。
一件目の男の勤務先だった。翌日、後輩を連れ問題の家に行ってみた。
ビデオに映る家を見て周り、関係者からも話を聞いたが、とくに怪しい点もなく署に戻った。後輩は帰宅したが私は他に何かないか模索していたが、見つからない。
気分を引き締める為、一度顔を洗いに洗面所へ行き、顔を洗い流し、鏡を見た瞬間、自分の後ろに女の子の姿があった、慌てて振り返るとそこには姿はなく、鏡を見返すが、鏡にも姿はなかった。
なんだ…!?今のは…。
気になりながらも自分の机に戻り、タバコに火をつけ落ち着く事にした。
一本吸い終える頃、ふと、電源の消えているパソコンに目がいった。モニターに部屋の明かりが反射していた、その反射した光を何気なく見ていると気のせいか、動いて見えたのも、つかの間その反射が明かりではなくさっき見た女の子の姿だった。私は正体を突き止めたい気持ちで反射する方を見た、するとそこは後輩のデスクにあるパソコンだった、反射する女の子の姿が後輩のパソコンモニターに近付いで行く姿があるが、実物はそこにはない。見えない女の子が反射して見えるが、顔までは判らない、少し俯き気味に見えた。私は怖くなり、声を荒げ叫んだ。誰だ!!すると反射越しに見える女の子が笑った気がして見え、消えてしまった。なんだったんだぁ…恐怖が抜け、緊張感が解かれた。私は近くの椅子に腰を下ろしタバコに火をつけ、一服し、考えていた。あれが…犯人…?不可解な答が頭を過ぎった時、携帯が鳴り響いた、見ると後輩からで、電話に出た。すると後輩は先輩!犯人が判りましたよ!詳しくは僕のパソコン見て貰えればわかります。って電話が切れた。なんだ?と携帯を置き後輩のパソコンに目を向けると、寝顔のような顔の後輩と彼の頬に手を当てている女の子の姿が反射していた…。後輩の顔は前ニ件の被害者と同じ顔だった。

感想

  • 7325: 展開早すぎで意味不明 [2011-01-16]

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