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至上最高の至福の至り

[154]  サクヲ  2007-06-23投稿
もう一度会えたから
きっとあたしは素直になれるのよ

言えずじまいだった
あのときの「ゴメン」

そうよ
ずっとつらかった

目の前でかたむいた
ちょっと頼りなげな笑顔
ケンカのタネにもね
したけど

本当は大好きだったわ

なにも言わないあなたのそばへ
踏み出した足がうまく進めずに

もつれながら倒れて

…跳び起きた!

気付けばなにもない
あなたをなくしたままのあたしと

目的を持たない
カラのフォトスタンドひとつ

…キラリ涙がひとしずく


空想と現実の境があいまいになる瞬間に

いるはずないのにね

姿をさがすわ
せつない錯覚

愛されて愛すこと
生きる意味と説くのであれば

どうして今ここで
あたしは息をしているのか?

忘れていたはずの痛みは
忘れていたふりをしていただけだった

まだあたしは
傷を抱いたままだわ…

「あ〜あ…」
至上最高の至福の時間は

早過ぎた
目覚めとともに去りゆくわ

たとえ触れられても

戻ることのない
遠い日々

変わらずなにもない
あなたをなくしたままのあたしが

ただここにいるだけ

…キラリ涙がひとしずく

−bye bye my rhapsody, happy happy time−

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