紅い女神〜紅い国?〜
紅い国は聖天界の南に位置している。国の首都ナベルエリクトスには長の居城があり、その城の色から民達には赤の城とよばれていた。
赤の城のある山の麓には同じような神殿があった。
ウリューゼアは当然のように迷うことなく、神殿の奥に入って行った。
「マキ、マキ・キュレーヌ」
「はぁ〜い」
ウリューゼアの呼び声に間の抜けた声が答えた。
「マキ、できたの?」
「なにが?」
嬉しそうに聞くウリューゼアにマキは聞き返した。
「ほほ〜う、私の依頼の事を忘れたと言うのね」
「わっ…忘れてはいないわよ」
マキと呼ばれた巫女装束の少女は両手を左右に振って否定した。
「怪しいなぁ。マキは本当に忘れちゃう時あるからさぁ」
ウリューゼアは意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「姫は意地悪です。もう遠出の許可、出さないようにしちゃいますよ」
「ごめん、ね?もう意地悪言わないから、巫女の権限、そんなところで使わないで、ね?」
マキの言葉に焦って、ウリューゼアはなだめすかした。
「わかりました。権限は使わないでおきます。
それで、姫がお待ちになっていたもの、できておりますよ」
マキはウリューゼアを更に奥へと誘った。
赤の城のある山の麓には同じような神殿があった。
ウリューゼアは当然のように迷うことなく、神殿の奥に入って行った。
「マキ、マキ・キュレーヌ」
「はぁ〜い」
ウリューゼアの呼び声に間の抜けた声が答えた。
「マキ、できたの?」
「なにが?」
嬉しそうに聞くウリューゼアにマキは聞き返した。
「ほほ〜う、私の依頼の事を忘れたと言うのね」
「わっ…忘れてはいないわよ」
マキと呼ばれた巫女装束の少女は両手を左右に振って否定した。
「怪しいなぁ。マキは本当に忘れちゃう時あるからさぁ」
ウリューゼアは意地の悪い笑みを浮かべて言った。
「姫は意地悪です。もう遠出の許可、出さないようにしちゃいますよ」
「ごめん、ね?もう意地悪言わないから、巫女の権限、そんなところで使わないで、ね?」
マキの言葉に焦って、ウリューゼアはなだめすかした。
「わかりました。権限は使わないでおきます。
それで、姫がお待ちになっていたもの、できておりますよ」
マキはウリューゼアを更に奥へと誘った。
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