消えない過去第41話
接客はたいへんな仕事だ。
へとへとになり、さらに今日はお酒も飲んだのでふらふらだ。
もともと俺は酒が強くはない。
もうすぐにでも帰って寝たい気分だ。
しかしいつものように店の後片付けをしなくてはいけない。
片付けも終わり真樹と店を出た。
店をでるとすっかり夜も明けて、空が明るかった。
カラスが生ごみをあさっている。
二人で駅に向かうとすれ違う人は、出勤途中の会社員ばかりだ。
俺も、いよいよ夜の人間になったのだな〜と実感した。
真樹と待ち合わせをして、出勤前に客をキャッチしに行くことにした。
前にいっしょにナンパしていたようにすればいいんだろうが今度は少々かってが違う。
出会いの遊び感覚でのナンパと仕事で店にきてもらうのとでは話す内容が違う。
ホストの名刺を出すとあからさまに嫌な顔をされ、逃げてしまうことが多い。
たまに店の先輩ホストの指名で来ている女に出くわしたりして早々と退散する事もあった。
店にきてもらうってことは大変なことだと肌で感じた。
お金を使って来てもらうのだから、そう簡単にはいかない。
ナンパした女の指名者におしかりを受けることもしばしばだ。
そこは仕事としてがんばっているってことでゆるしてくれた。
ホストの中にも元やくざもいる。
そのホストいわく、やっていることはあまり変わらないと言う。
そうなのだろうか?
よく女を食い尽くす寄生虫なんて聞く。
そんな人はやくざにもホストにもごく一部だろう。
ホストは店に連れてきてお金を使わせ、それによって売り上げが上がり給料が上がっていく。
お金をただもらうよりは間接的に店が入るので女から金を引き出しやすいといえばそうかもしれない。
話では、店での売り上げを表の仕事といい、店以外でお金を引っ張るのを裏の仕事だという。
裏の仕事は店の売り上げの何倍にもなると先輩から聞いた。
俺にはまだよくわからないことだ。
しかし俺のグループのトップを見ていくうちに俺も納得していくことになる。
一月ほどたってくると一通り先輩達の客の顔も覚えてきてすこしずつだが会話ができるようになってきた。
へとへとになり、さらに今日はお酒も飲んだのでふらふらだ。
もともと俺は酒が強くはない。
もうすぐにでも帰って寝たい気分だ。
しかしいつものように店の後片付けをしなくてはいけない。
片付けも終わり真樹と店を出た。
店をでるとすっかり夜も明けて、空が明るかった。
カラスが生ごみをあさっている。
二人で駅に向かうとすれ違う人は、出勤途中の会社員ばかりだ。
俺も、いよいよ夜の人間になったのだな〜と実感した。
真樹と待ち合わせをして、出勤前に客をキャッチしに行くことにした。
前にいっしょにナンパしていたようにすればいいんだろうが今度は少々かってが違う。
出会いの遊び感覚でのナンパと仕事で店にきてもらうのとでは話す内容が違う。
ホストの名刺を出すとあからさまに嫌な顔をされ、逃げてしまうことが多い。
たまに店の先輩ホストの指名で来ている女に出くわしたりして早々と退散する事もあった。
店にきてもらうってことは大変なことだと肌で感じた。
お金を使って来てもらうのだから、そう簡単にはいかない。
ナンパした女の指名者におしかりを受けることもしばしばだ。
そこは仕事としてがんばっているってことでゆるしてくれた。
ホストの中にも元やくざもいる。
そのホストいわく、やっていることはあまり変わらないと言う。
そうなのだろうか?
よく女を食い尽くす寄生虫なんて聞く。
そんな人はやくざにもホストにもごく一部だろう。
ホストは店に連れてきてお金を使わせ、それによって売り上げが上がり給料が上がっていく。
お金をただもらうよりは間接的に店が入るので女から金を引き出しやすいといえばそうかもしれない。
話では、店での売り上げを表の仕事といい、店以外でお金を引っ張るのを裏の仕事だという。
裏の仕事は店の売り上げの何倍にもなると先輩から聞いた。
俺にはまだよくわからないことだ。
しかし俺のグループのトップを見ていくうちに俺も納得していくことになる。
一月ほどたってくると一通り先輩達の客の顔も覚えてきてすこしずつだが会話ができるようになってきた。
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