携帯小説!(PC版)

トップページ >> SF >> シルバーテイル

シルバーテイル

[357]  中居  2007-06-24投稿
「また奴ですか?」
新米刑事、福島が上司に尋ねた。
「あぁ。やってくれたぜ…」
上司のベテラン刑事、“リュウさん”こと真崎隆三は、事件の内容が記された書類に目を通し、ため息をついた。
「今度はどこの組織です?」
「宗教団体だ…」
「宗教団体?」
福島は隆三の横から書類をのぞき込んだ。
“宗教法人メリエ”の文字。
「メリエ…どこの言葉です?」
「造語だろう。奴ら裏で武器やら麻薬やらの密輸をしていたそうだ。信者からも莫大な金を集めていた。宗教団体の信者ってのは狂気じみてる奴がいるからな…そういう奴は親から奪ってでも金を作るんだ。そうすれば救われると信じてる…」
隆三は書類を福島に渡した。福島は食い入るように書類を眺め、隆三と同じように、事件内容にため息をついた。
この“やれやれ”といった感じのため息をつくと、少しだけベテランに近づいたような気がするのだ。

また一つの組織が奴によって潰された。

銀の尾を持つ怪人
“シルバーテイル”
によって…

感想

感想はありません。

「 中居 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス