たれ目マニア☆8
翌朝、いつものように登校して、いつものように上履きに履き変えようと下駄箱を開けると、一通の手紙が入っていた。
(ラブレター!?)
「な訳ないか(笑)」
つい独り言。
手紙には次のように書かれていた。
『放課後、体育館裏にて待つ。沢木 加奈子』
やっぱり皆、呼び出すと言ったら体育館裏なのね。
にしても、何の用だろう?先輩と別れたとか…報告?
(違うな)
一人であれこれ考えて、取り敢えず放課後会ってみる事にした。
(行かなかったら何されるかわからないもんね)
放課後、体育館裏で沢木先輩が来るのを待つ。
一分も立たずに姿を現した。
ただ、沢木先輩とその他の皆様数名で―。
(やだ〜!何か集団イジメみたいじゃん)
たじろいで一歩二歩下がると、沢木先輩が前に出た。
「何で呼ばれたかわかってるわよね?」
沢木先輩が鋭い目付きで私を見る。
「わ、わかりません」
私の答えに後ろにいたショートカットの女性が「白々しいんだよ!」と、声を荒げた。
(白々しいって…本当に覚えないし!)
「一昨日、和也クンと楽しそうに歩いてたらしいじゃん」
沢木先輩、目が笑ってない。そして続ける。
「言ったよね、次は承知しないって…」
(ラブレター!?)
「な訳ないか(笑)」
つい独り言。
手紙には次のように書かれていた。
『放課後、体育館裏にて待つ。沢木 加奈子』
やっぱり皆、呼び出すと言ったら体育館裏なのね。
にしても、何の用だろう?先輩と別れたとか…報告?
(違うな)
一人であれこれ考えて、取り敢えず放課後会ってみる事にした。
(行かなかったら何されるかわからないもんね)
放課後、体育館裏で沢木先輩が来るのを待つ。
一分も立たずに姿を現した。
ただ、沢木先輩とその他の皆様数名で―。
(やだ〜!何か集団イジメみたいじゃん)
たじろいで一歩二歩下がると、沢木先輩が前に出た。
「何で呼ばれたかわかってるわよね?」
沢木先輩が鋭い目付きで私を見る。
「わ、わかりません」
私の答えに後ろにいたショートカットの女性が「白々しいんだよ!」と、声を荒げた。
(白々しいって…本当に覚えないし!)
「一昨日、和也クンと楽しそうに歩いてたらしいじゃん」
沢木先輩、目が笑ってない。そして続ける。
「言ったよね、次は承知しないって…」
感想
感想はありません。