バラバラ?
「とりあえず和室に入ってみようか。」
「…ぇッ!?…」
友達の言葉に動揺した。
入りたくないッて思っている俺には、友達のそんな言葉が信じられなかった。
それに何だか嫌な予感もした。
「だって…お前…あんなに入るなッて言ってたのに…。」
「…気になる事があるんだよ…」
友達はそっと襖に手をかけた。
恐怖で心臓の鼓動のスピードが速まる。
「開けるぞ…!」
「…ぉッ…おぅ。」
ガラッと一気に開けた。
中を見渡したが前も見たとおりの普通の和室で…何もない…。
「…ッはは。何もねぇな。ビビッて損した。」
「………。」
友達は黙っていた。
そんな友達を見てまた恐怖が込み上げてきた。
「…何だよ。なんか、居る?…」
「いや、今はなんも感じない。それに、入った瞬間音がピタリと聞こえなくなった…。」
「ピタリと聞こえなくなった…?」
「…ぁあ。」
「何で?…」
そんな事、友達にも分かるはずもないのに思わず問いかけてしまった。
「分からない…」
「…とりあえず何も居なくて安心したよ…ッはは。…ココにある荷物リビングに運んどこ…」
安心して声が震えてしまった。
荷物をせっせと運ぶ俺を見ながらも友達はずっと黙っていた。
つづく
「…ぇッ!?…」
友達の言葉に動揺した。
入りたくないッて思っている俺には、友達のそんな言葉が信じられなかった。
それに何だか嫌な予感もした。
「だって…お前…あんなに入るなッて言ってたのに…。」
「…気になる事があるんだよ…」
友達はそっと襖に手をかけた。
恐怖で心臓の鼓動のスピードが速まる。
「開けるぞ…!」
「…ぉッ…おぅ。」
ガラッと一気に開けた。
中を見渡したが前も見たとおりの普通の和室で…何もない…。
「…ッはは。何もねぇな。ビビッて損した。」
「………。」
友達は黙っていた。
そんな友達を見てまた恐怖が込み上げてきた。
「…何だよ。なんか、居る?…」
「いや、今はなんも感じない。それに、入った瞬間音がピタリと聞こえなくなった…。」
「ピタリと聞こえなくなった…?」
「…ぁあ。」
「何で?…」
そんな事、友達にも分かるはずもないのに思わず問いかけてしまった。
「分からない…」
「…とりあえず何も居なくて安心したよ…ッはは。…ココにある荷物リビングに運んどこ…」
安心して声が震えてしまった。
荷物をせっせと運ぶ俺を見ながらも友達はずっと黙っていた。
つづく
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