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夕暮れの日に〜争いの国・その8〜

[201]  グレイブ  2007-06-26投稿
ある、晴れ渡った

暑い日。

あるおばあさんの家に、傷ついた、一匹の動物が辿り着いた。

年老いて、身内もいなかったおばあさんは、その動物をわが息子のように可愛がった。

他の動物に比べ大きすぎるその体も、言葉を話すことも、大したことではなかったのだ。

おばあさんの介抱のおかげで、その動物は順調に回復していった。 一週間もたったある日、一人の男が尋ねてきた。

その人はおばあさんの知り合いのようで、おばあさんにとても優しく接している。
だが、動物は静かなうなり声をあげる。
その体に傷を付けた、張本人。
「こら!ラト!」

そういってラトは叩かれた。
「ごめんなさいねぇ、まだあまりなついてなくて・・・」

おばあさんはその男の人に、ただただ謝っていた。

ラトは隅のほうにうずくまり、目を閉じていた。

その男を、殺してしまわないように。
おばあさんを、悲しませたく、なかったから。

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