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夕暮れの日に〜争いの国・その9〜

[201]  グレイブ  2007-06-26投稿
その男が帰ったあと、ラトは「散歩に行ってくる。」
と言い残し、後を付けた。
いや、付ける必要もなかった。家をでてすぐのところで、その男はもう一人の男と合流し、こんな会話をはじめたからだ。

「どうだった。」

「やっぱりあの家にいたよ。」

「そうか。やっぱりな。」
これだけで、ラトはすべてを理解する。

「ここにいてはいけない」
ラトは家に帰ると、おばあさんに全てを話した。
自分が化け物扱いされている事。さっきの男が調査のために来たこと。

その話を聞くと、おばあさんは立ち上がり
泣きながらラトを抱き締めた。
「ごめんね・・・ラト・・・私はあなたを叩いてしまった・・・。あの時、あなたはとても辛かったでしょう。ごめんね・・・」

とぎれとぎれに、おばあさんは謝った。

「今すぐにでも、あなただけでも、逃げなさい。」
ラトはそんな事はしたく無かった。
おばあさんを連れてでも逃げるつもりだった。

その時。

「コンコン」

玄関を叩く音。

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