☆桜塚学園☆
この桜塚学園に入学してきたのが私。
田村恵美。
中学のころから友達が少なくて・・・てか、まったくいない。
毎日勉強ばっかして、この学校へ受けた。
県内で一番頭がいいと言われる学園。
「(ここなら心おきなく勉強できる。)」
そう思っていた。
入学式、桜塚学園に1人で来た。私はクラス割を見た・・・Aクラス。
近くの人が声をかけた。
「あの・・・すみません」
「はい・・・。」
「私の名前探すの手伝って、もらえませんか?松長桜って言います。」
その女の子は身長はすごく小さくて、1人でいた。 たぶんクラス割が見えないんだろう。
「いいですよ。」
その子は私と同じAクラス。
「Aクラスですよ、私も同じクラスだから一緒に行きませんか?」
「はい!私Aクラスなんですか、なんだか嬉しいですね。」
「なんで?」
「この学校、成績でわけているからAクラスは一番ですよ。」
「そうなんですか。」
友達のこと、まったく考えていない。
できて、よかった。
「すみません?」
「はい・・・。」
「これ、」
彼が持っていたのは、私が落としたキーホルダー。
「あ、ありがとうございます。」
彼はニコッと笑って去っていった。
「優しい人だね。」
私が感心していると、桜が思い出したように。
「白の王子ですよ!」
それが、“白の王子”との出会いだった。
田村恵美。
中学のころから友達が少なくて・・・てか、まったくいない。
毎日勉強ばっかして、この学校へ受けた。
県内で一番頭がいいと言われる学園。
「(ここなら心おきなく勉強できる。)」
そう思っていた。
入学式、桜塚学園に1人で来た。私はクラス割を見た・・・Aクラス。
近くの人が声をかけた。
「あの・・・すみません」
「はい・・・。」
「私の名前探すの手伝って、もらえませんか?松長桜って言います。」
その女の子は身長はすごく小さくて、1人でいた。 たぶんクラス割が見えないんだろう。
「いいですよ。」
その子は私と同じAクラス。
「Aクラスですよ、私も同じクラスだから一緒に行きませんか?」
「はい!私Aクラスなんですか、なんだか嬉しいですね。」
「なんで?」
「この学校、成績でわけているからAクラスは一番ですよ。」
「そうなんですか。」
友達のこと、まったく考えていない。
できて、よかった。
「すみません?」
「はい・・・。」
「これ、」
彼が持っていたのは、私が落としたキーホルダー。
「あ、ありがとうございます。」
彼はニコッと笑って去っていった。
「優しい人だね。」
私が感心していると、桜が思い出したように。
「白の王子ですよ!」
それが、“白の王子”との出会いだった。
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