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シツレン

[166]  RY  2007-06-27投稿

私はあなたが好き。
あなたはあの娘が好き。


私が中学2年生のころ…

桜舞う季節…春。
委員会が一緒だった。
少し仲良くなった。
友達だって思ってた。
まさか好きになるなんて
…思いもしなかった。

7月の終わり…夏。
修学旅行のにむけての
席替えがあった。
一緒の班になれた。
すごくうれしった。
私達の班は仲良くて、
授業中もうるさくて、
よく怒られたよね。
けど、それでも、
…楽しかったの。
夏休みに入ってから、
みんなで集まって、
花火もしたっけ。
大切な思い出だよ。

修学旅行…秋。
最初の日のバスでは、
隣り同士だった。
いつのまにか、
もたれて寝てたよね。
びっくりしたけど、
少しだけうれしかった
自分がいたの。
夜中にメールが来てて、
だけど私はもう寝てて、
朝気付いたときには、
すごい悔しかったな。
…修学旅行は楽しくて、
一生の宝物だよ。
あなたもそうだといいな。

告白…冬。
12月のある日。
友達に告れって言われた。
私は恥ずかしかった。
だけど友達が
協力してくれて、
やっと私の気持ちを
伝えることができたの。
だけどふられることは
分かっていた。
あなたはあの娘が、
…好きだから。
やっぱりふられた。
「友達でいよう」って。
でも、よかった。
関係に名前があることが
うれしかったから…。

それからずっと、
あなたを引きずってる。
あなたの目に映りたくて、
あなかの好きなあの娘と
よく一緒にいたの。
だけどあなたの目には、
隣りの私なんて見てない。
あの娘だけを見てる。
私はそれが悔しかった。
毎日泣き続けてた。

でも、それじゃだめって
やっと気付いたの。
いつまでも過去を
引きずってちゃだめって。
だから前を向くの。
あなたへの想いを
つのらせながら、
あなたへの想いを
隠しながら…。


私は今でもあなたが好き。
あなたは今でも
 あの娘が好き…。

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