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ヤンキーボーイ

[350]  かぴ  2007-06-29投稿
いくら手をのばしても届かない。
そんな気がして、立ち向かう事すら忘れてた。




時は春。
春は物語の始まりでもあり、終わりでもある。
幸い私はこの春から高校一年生。まさに今が青春!たっぷり楽しんでやる!!
そんな気持ちで臨んだ入学式…私は恋をしてしまった。

背が高くて、無造作にセットされた髪型。長さは肩ぐらいまでだろうか。
かなりのイケメン。
でも私は…


「あー、綾香!あんた恋したんでしょ?」
入学式の帰り道、不意に夏樹に質問された。
「別にしてない。…本当だよ!」
夏樹はニヤニヤと綾香を見つめていた。
「隠すなよー!あたしとあんたの仲じゃん!」


そう、私と夏樹は幼稚園からずっと仲良し。
そのあとも小、中、高とまるでさくらんぼのようにいつも私達は一緒にいた。


「まったくー、綾香は昔からすぐ顔にでるからね。」
私は顔を赤くした。
「もー夏樹!!」
その後も夏樹と色々話ながら家まで歩いた。
ペットの犬の話や、夏樹の元カレの話、友達の話…とにかくたくさん笑った。

「じゃあ、また明日!遅刻すんなよ!笑。」
夏樹はそう言って家の中に入っていった。

夏樹の家は私の家の近くだった。
ふと公園が頭に浮かんだ。

私の家と夏樹の家の間には小さな公園があった。昔はよく遊んだ。最近ではさっぱり寄らなくなったけど…

「久しぶり寄っていこうかな…」

私は公園に着くまでの間、様々な楽しい思い出を思い浮かべては幸せな気分に浸っていた。

公園に着き、少しワクワクしながら覗いて見ると不良がたまっていた。
なんだかさっきまでの気持ちが馬鹿みたい。
がっかりしながら帰ろうとした時だった。
「ねーねー!おねぇちゃん、遊んでかない?」
不良の一人が声をかけてきた。
無視して歩いた。
…ガッ!「名前教えてよ!」肩を捕まれた。あー!しつこい!!
バチン!!
私は思いきり振り返ってビンタした。


げ…


私は固まった…

「いってー!」…入学式に恋をした彼がそこにはいた。

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