夕暮れの日に〜争いの国・その12〜
まってろよ・・・ラト!
「白い塔。あそこか!」
変だ。足跡が二人分聞こえる。でも今はかまっている暇は無い。
気力を振り絞り加速する。嗚呼、ラト。僕が目を離したせいで。僕がおばあさんの意図に気付かなかったせいで。
ーーー今助けるから。
ドガァッ
腰に刺さっている長剣を引き抜きながら、扉を蹴破った。
「全員おとなしくしろ!・・・ラトを出しな。」
塔の中にいた全員ニヤニヤしている。
銃を構えながら
(そんな刀一つで何ができるものか)
と。
溜め息さえ出ない。
もう一度のチャンスなんて、与えない。
「ラトを・・・出せぇッ」
それが合図となる。
刀を横一文字に振り払い、前列にいた約十人を絶命させる。
鈍い。
長剣をしまい、集団の真ん中に跳躍した。銃をもった奴らはまだ振り向き終わりもしない。
肩に片足を乗せ、もう片方の足で首をへし折りながら殲滅させた。
残るは一人。
やっと後ろを向きおわったよいだ。
すかさず長剣を突き付けながら聞いた。
「ラトは・・・どこだい?」
「へっ・・・知らねえな」
「ふん、強がりはやめなよ。」
言い終えると同時に、男の指を跳ねとばした。
「白い塔。あそこか!」
変だ。足跡が二人分聞こえる。でも今はかまっている暇は無い。
気力を振り絞り加速する。嗚呼、ラト。僕が目を離したせいで。僕がおばあさんの意図に気付かなかったせいで。
ーーー今助けるから。
ドガァッ
腰に刺さっている長剣を引き抜きながら、扉を蹴破った。
「全員おとなしくしろ!・・・ラトを出しな。」
塔の中にいた全員ニヤニヤしている。
銃を構えながら
(そんな刀一つで何ができるものか)
と。
溜め息さえ出ない。
もう一度のチャンスなんて、与えない。
「ラトを・・・出せぇッ」
それが合図となる。
刀を横一文字に振り払い、前列にいた約十人を絶命させる。
鈍い。
長剣をしまい、集団の真ん中に跳躍した。銃をもった奴らはまだ振り向き終わりもしない。
肩に片足を乗せ、もう片方の足で首をへし折りながら殲滅させた。
残るは一人。
やっと後ろを向きおわったよいだ。
すかさず長剣を突き付けながら聞いた。
「ラトは・・・どこだい?」
「へっ・・・知らねえな」
「ふん、強がりはやめなよ。」
言い終えると同時に、男の指を跳ねとばした。
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