ナイト・オン・ドラグーン【116】話「使命」
”…再生の地にて最後の剣突き刺ささらんことを”
無機質な告げは終わると同時に水晶の光も消えた。
「…これがすべてなのだ、小僧。」
「う、うそだろ…?そんなっ世界を救う方法が本当にこんなことなのか!?」
「受けいれろ、小僧。下等な人間どもなど放っておけばよいのだ。」
明らかに冷酷なレグナの口調にアインは…
「レグナ!!」
一喝するが、聞くそぶりもみせずに
行くぞ。と羽ばたき出す。
そして飛び始めたと思った瞬間、既に背景は先ほどの赤い空へ変わっていた。
後ろを振り返るとさっきまで告げを聞いていた浮遊する竜族の墓場があった。
どんな原理かは知らないが、一瞬にして外に出たことは事実だった。
だが、今はそんな事はどうでもいい…
あの建物の中で聞いた今の破滅へと崩壊している世界を救う方法が頭の中で響く。
自分の胸元に頭を寄せ、寝ているマナに視線を落とした。
「小僧。再生の地へ向かう。」
黒き竜の翼は迷う事なく再生の地へと向かう…
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