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眩しい微笑み17

[215]  2007-07-03投稿



彼女の言葉に僕は完全に停止した。


ありえない。


ありえない。



それか聞き間違いだ。
てか、そうであってほしい。


「あ〜、ミサキ・・・さん??」

やっと僕の口から出た声は、なんだかしなびていた。


「好きよ」
しなびた声とは正反対に、ミサキさんはいつもよりしっかりとした声で、僕を真っ直ぐ、見つめた。


いつもみたいに、笑ってかえさなきゃ。


ボケたらつっこまなきゃ。



でも、



この状況は笑えるほど楽なもんじゃなかった。


「少し・・・待ってくれますか?」

長い長い沈黙のあと、やっと僕の口から出た言葉はそれだけだった。


「うん・・・」
そう言ってミサキさんは微笑んだ。



それは、いつもみたいに眩しくなかった。





ミサキさんの家を出たあと、僕はすぐに走り出した。


喉が痛い。カラカラだ。
足も痛い。

体中が痛い。



でも、心のほうが痛い。


走っているとき、いろんな女の子が僕の脳裏を横切った。


僕が今まで好きになって、想いを伝えて、


死なせてしまった人達だ。



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