携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> ベタ恋。No.5

ベタ恋。No.5

[368]  Takya  2007-07-05投稿
「アハハ。そんな事言うと勘違いしちゃうじゃないですか(笑)」
そうだよな。俺も自分で何言ったかもわかんなくなったし。
「でも、私褒められてる感じするから嬉しいです」
僕もこういう話の展開は想像してなく、
「喜んで頂けたら光栄ですよ(笑)」
と答えた。
こんなに短い会話だけど、今まで生きてきた中で母親以外の女性と話すの初めてなんだよな。
世の中捨てたもんじゃないや。
「・・・えぇーっと、学生さんなんですか?」
と彼女が答えた。
不意な質問に僕は、
「へっ?・・ハイ。大学三年生なんですよ。・・・あなたは?学生さんですか?」
明らかにちょっと混乱して答える僕を見て彼女は少し笑いながら
「ハイ。大学二年生なんですよ。先輩さんなんですね。よろしくです。」「いえいえ、こちらこそよろしくです。
えぇーっと、僕は金城 京介って言います。
何かわかんないけど、一応名前ぐらい言っといた方がいいと思いまして。・・・」
何で名前を言ったんだろう?
いきなり名前名乗るとか、ナンパしてるって勘違いされるコースじゃないか。
でも、自然にこういう発言が出るって事は正直彼女に気がちょっと向いてるのかな?
優しいし、外見だってみんなが見ても可愛いと言うと思うし。
俺ってモテない癖して面食いなんだな。
最悪の男だな。
と思い後悔をしてる僕に彼女が
「私は宮崎樹里亜(じゅりあ)って言います。京介ってカッコイい名前じゃないですか。羨ましいな。」
「いやいや、樹里亜さんの名前の方が可愛くて羨ましいですよ」
「何か男の人が女の子の名前羨ましがるのは変ですよ(笑)
京介さんって面白い人ですよね(笑)」
何か会話が楽しくなってきた所で知らないうちに到着駅に近づいて来てた。
何でいい所で到着しそうなんだよ。
もう一生彼女と会話出来なくなるかもしれないじゃん。
頼むから信号待ち合わせでもいいから止まってくれ!

感想

感想はありません。

「 Takya 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス