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座敷少女〜七ノ話〜

[444]  Ryu  2007-07-07投稿
現場では現場検証や宿泊客への聞き込みなどが開始されていた。

「では…起きたのはつい先ほどなんですね?」

「はい…私はパトカーの音でつい先ほど目を覚ましたばかりなので…
寝てる間も別に物音は聞こえませんでした。」

南部は一人の宿泊客の男性に聞き込みをし、お礼を言ってその場を去った。

南部を含めて全ての聞き込みをしている刑事がある疑問を持っていた。
それは誰も事件が起きていない事に全く気が付いていない事だ。

今まで聞き込みをした全ての者はパトカーの音で目を覚ましたと話しており、本来早起きする筈の従業員すら寝坊している。(第一発見者は出勤中に死体を発見したと供述している。)

そして昨日発見された死体は全て推定18〜25歳の男性で年齢的な一致があったにも関わらず何故か今日発見されたのは5、6歳の幼い女の子という事だ。

そして殺害方法も昨日の6人は傷跡から判断して鋭利な刃物による殺害に対してガラスに叩き付けるという衝動的で残虐な犯行。

(もしかしたら…別の犯人による犯行なのか?
もしそうだとしたらこの街に殺人鬼が二人めいる事になるな…
ちんたらしてると更に犠牲者は増えちまう…)



「拓矢!!
何処に行ってたの?心配したのよ!!」

拓矢の母親は再会した息子に抱き付いてすすり泣きしている。

「どうもすみません。
うちの息子を見つけて下さって…」
父親も頭を下げてお礼を言っている。

「いえいえ…
それより少し拓矢君の事で少しお話が…」

桃川は廊下から部屋へと入り今朝発生した事件と拓矢が現場で倒れていた事を説明した。
「そんな事が…」
母親は桃川の言葉にただただ絶句している。

「お二人は夜中拓矢君が抜け出した事に気が付かなかったんですか?」
「「はい…」」

二人は口を揃えて答えた。

「それではこれから病院へ向かいますので…
あと今後の連絡の為に携帯の電話番号を教えて頂きませんか?」

二人は頷いて電話番号を教えた。
桃川ももちろん二人に電話番号を教えた。

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