特別??
「あ、ボタンを押し終わったら“閉”を3秒間押しっぱなにしにしてね」
と、言い足して壁に寄り掛かった。
私は相変らず隅っこで小さくなって立っている。
少し慣れたけど、まだ緊張している。
エレベーターが上がったのか下がったのか分からないけど、しばらくしてドアが開いた。
私が顔を上げると、白一色の大きなホールに人がたくさんいた。
ホールには二階に上がる為の広くて大きい階段があった。
さらに、一階と二階の壁一面にいくつも白いドアが見える。保護色でドアが見えづらいけどよく見るとゴールドのドアノブも見えた。エレベーターから出て辺りを見渡すと、エレベーターを中心に建物がドーム型になってるのが分かる。
エレベーターから見えなかった反対側も、エレベーターから見えた広くて大きな階段があって、壁一面がやはりドアになっている。
「どう?すごいっしょ」
結城さんは笑いを含んだ声で自慢げに言った。
すごい。本当の秘密基地みたいだ。というより、秘密基地そのものだ。
身体ごと辺りを見渡していたら、結城さんが再び声を掛けてきた。
「驚いてるとこ悪いけど、この施設と優ちゃんのお母さんについて説明したいから付いてきて」
と、言い足して壁に寄り掛かった。
私は相変らず隅っこで小さくなって立っている。
少し慣れたけど、まだ緊張している。
エレベーターが上がったのか下がったのか分からないけど、しばらくしてドアが開いた。
私が顔を上げると、白一色の大きなホールに人がたくさんいた。
ホールには二階に上がる為の広くて大きい階段があった。
さらに、一階と二階の壁一面にいくつも白いドアが見える。保護色でドアが見えづらいけどよく見るとゴールドのドアノブも見えた。エレベーターから出て辺りを見渡すと、エレベーターを中心に建物がドーム型になってるのが分かる。
エレベーターから見えなかった反対側も、エレベーターから見えた広くて大きな階段があって、壁一面がやはりドアになっている。
「どう?すごいっしょ」
結城さんは笑いを含んだ声で自慢げに言った。
すごい。本当の秘密基地みたいだ。というより、秘密基地そのものだ。
身体ごと辺りを見渡していたら、結城さんが再び声を掛けてきた。
「驚いてるとこ悪いけど、この施設と優ちゃんのお母さんについて説明したいから付いてきて」
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