マイベストフレンド
僕には大切な友達がいる。「なぁ和樹、今日は予備校ないんだろ?一緒に帰ろうぜ」
彼とは保育園からの長い付き合いだ。
「なぁ和樹、お前いつもオレンジレンジ聞いてるだろ?新しいアルバム貸してやるよ」
彼は僕のことなら何でも知っている。
「なぁ和樹、最近お前寝てないだろ?ちゃんと休めよな」
でも今、僕は彼にある秘密を隠している。彼は絶対に知らないある秘密を。
「なぁ和樹、お前新しい漫画買ったろ?あれ、貸してくれよ」
もし君が僕ならどうする?気づかなければ良いコトに気づいてしまった自分を。
大切な親友に秘密を打ち明ける勇気がある?
「なぁ和樹、お前昨日のドラマ見たろ?サイコーだよな、あれ」
僕も本当は打ち明けたい。彼に隠し事なんかしたくないんだ。
大切な親友だもの。
「なぁ和樹、お前昨日家にいなかったろ?どうしたんだよ一体」
でも僕は打ち明けられない。打ち明けてしまったら僕たちの友情にヒビが入ってしまうかもしれない。きっと君は離れていってしまうだろう。今更、後悔したって遅いのだけれど…・
僕は一体どうすればいいんだろう。
「なぁ和樹、お前昨日なんで美幸に電話なんかしたんだよ?」
僕は打ち明けられない。
「なぁ何でだよ和樹?どうして俺に隠れて、夜に美幸に電話なんかしたんだ!」 ごめん、聡史。
でも君にだって非はあると思う。気づかずにはいられなかったんだよ。
「美幸から聞いたの?」
「違う、美幸はそんなコトを言う女じゃない!どういうつもりだよ!」
君は僕のコトなら何でも知っている大事な親友。
僕の家の二階、
僕の部屋にあるTVの後ろのタコ足回線
君が仕掛けた盗聴器に気づいてしまったなんて
打ち明けられるはずがないじゃないか。
彼とは保育園からの長い付き合いだ。
「なぁ和樹、お前いつもオレンジレンジ聞いてるだろ?新しいアルバム貸してやるよ」
彼は僕のことなら何でも知っている。
「なぁ和樹、最近お前寝てないだろ?ちゃんと休めよな」
でも今、僕は彼にある秘密を隠している。彼は絶対に知らないある秘密を。
「なぁ和樹、お前新しい漫画買ったろ?あれ、貸してくれよ」
もし君が僕ならどうする?気づかなければ良いコトに気づいてしまった自分を。
大切な親友に秘密を打ち明ける勇気がある?
「なぁ和樹、お前昨日のドラマ見たろ?サイコーだよな、あれ」
僕も本当は打ち明けたい。彼に隠し事なんかしたくないんだ。
大切な親友だもの。
「なぁ和樹、お前昨日家にいなかったろ?どうしたんだよ一体」
でも僕は打ち明けられない。打ち明けてしまったら僕たちの友情にヒビが入ってしまうかもしれない。きっと君は離れていってしまうだろう。今更、後悔したって遅いのだけれど…・
僕は一体どうすればいいんだろう。
「なぁ和樹、お前昨日なんで美幸に電話なんかしたんだよ?」
僕は打ち明けられない。
「なぁ何でだよ和樹?どうして俺に隠れて、夜に美幸に電話なんかしたんだ!」 ごめん、聡史。
でも君にだって非はあると思う。気づかずにはいられなかったんだよ。
「美幸から聞いたの?」
「違う、美幸はそんなコトを言う女じゃない!どういうつもりだよ!」
君は僕のコトなら何でも知っている大事な親友。
僕の家の二階、
僕の部屋にあるTVの後ろのタコ足回線
君が仕掛けた盗聴器に気づいてしまったなんて
打ち明けられるはずがないじゃないか。
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