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たった一つの真実 12

[191]  2007-07-08投稿
『夏 12』



宏介と約束した日 僕は、宏介の引越し したアパートへと向かった。

「宏介さん はじめ です」

何度 呼んでも返事がないので ドアに手をかけた。鍵は掛かってなくドアは開いた。

「宏介さん」

宏介は居ないようだが、宏介の事だ中で待って居ても大丈夫だろうと僕は、部屋に上がった。

宏介の部屋は とても居心地が良かった。 何だか 宏介との距離がまた少し縮まったようにも思えた。

部屋をぐるりと見渡すと宏介が たまに飲んでいるカプセル錠の薬が 一つ落ちていた。宏介がいつも 「サプリや」と云っていた薬。

僕は、宏介にもっと近づくつもりで そのカプセルを口に入れ飲み込んだ。


僕の中で 何かが弾けた。

「よっ はじめ 着てたのか」

宏介が帰って来た時の僕は以上な程、興奮していた。

「……宏介さん」

宏介は僕の眼を見ると

「おい はじめ なにしてんねん 薬 飲んだんか」

僕は、素直に答えた。

「はい。すいません。凄いですね この薬。すごく気分がいい。」

この時の宏介はすごく動揺して 何か懸命に僕に話しかけていたが、そのほとんどを僕は、覚えていない。

ただ 今まで見ていた物、全てが光り輝いていたんだ。

時間が過ぎると 僕の興奮も少しずつおさまって来た。

「はじめ 気分はどうだ」
心配そうな宏介。

「宏介さん 凄い薬ですね」

この時は僕も少し気分が落ちつき その薬がただのサプリメントなんかじゃない事は分かっていた。

「宏介さん これってドラッグって奴ですよね」

僕は、最近 流行っいる合法ドラッグだと思った。

「あーそうだ。でも、はじめ この薬はただの薬じゃない。非合法の正真正銘のドラッグや」

多分いつもの僕なら腰を抜かすぐらい驚くのだろうが この時の僕は、ドラッグの効き目で 気がどうにかしていたのか ただ、薬に酔っていた。

最初は動揺していた宏介も そんな僕を見て ため息を一つ付くと引き出しから薬をだし自分も一つ飲んだ。

それから宏介の部屋で二人 いろんな話しをしたと思う。内容はほとんど覚えていないが とにかく、とにかく 輝く時間を宏介と過ごしたんだ。

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