たれ目マニア☆23
(…揺れてる?)
何か気持ち良い。
揺りかごの中にいるみたいな…。
目を開けると、和也の顔が飛び込んで来た。
(うは…カッコイイ)
まだ頭がぼんやりしてるけど、お姫様抱っこされてんのはわかった。
実は憧れてたんだよね。
好きな人にこうして貰うの。
ちょっと恥ずかしいけど、もう何でも良いや。
「…彩?」
目が覚めた私に気付いた和也。
あれ?何で、今にも泣きだそうな顔してんの?
「真鍋君…」
女の人の声がして振り向く。
頭がズキズキするけど…。
(あ、綺麗な人)
茶色い髪に綺麗なパーマがあたってる。
いいなぁ。
「美紀先輩…」
和也がその人の事をそう呼んだ。
私は驚く事無く、あぁ、やっぱそうなんだって思った。
「美紀先輩、俺…あなたに憧れてました」
和也の言葉にも、ほらねって言える。
「けど、それよりも気になるヤツがいて」
(ん?何言ってんの?和也)目の前の“美紀先輩”もわかりきったような顔してる。
「無茶はするし、危なっかしい…。けど、真直ぐで一生懸命なヤツなんです」
(それって…)
「うん…。最近の真鍋君見てたら、そんな気はしてたんだ…」
彼女は淋しそうに笑って後を続けた。
何か気持ち良い。
揺りかごの中にいるみたいな…。
目を開けると、和也の顔が飛び込んで来た。
(うは…カッコイイ)
まだ頭がぼんやりしてるけど、お姫様抱っこされてんのはわかった。
実は憧れてたんだよね。
好きな人にこうして貰うの。
ちょっと恥ずかしいけど、もう何でも良いや。
「…彩?」
目が覚めた私に気付いた和也。
あれ?何で、今にも泣きだそうな顔してんの?
「真鍋君…」
女の人の声がして振り向く。
頭がズキズキするけど…。
(あ、綺麗な人)
茶色い髪に綺麗なパーマがあたってる。
いいなぁ。
「美紀先輩…」
和也がその人の事をそう呼んだ。
私は驚く事無く、あぁ、やっぱそうなんだって思った。
「美紀先輩、俺…あなたに憧れてました」
和也の言葉にも、ほらねって言える。
「けど、それよりも気になるヤツがいて」
(ん?何言ってんの?和也)目の前の“美紀先輩”もわかりきったような顔してる。
「無茶はするし、危なっかしい…。けど、真直ぐで一生懸命なヤツなんです」
(それって…)
「うん…。最近の真鍋君見てたら、そんな気はしてたんだ…」
彼女は淋しそうに笑って後を続けた。
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