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たれ目マニア☆25

[341]  じゅりあ  2007-07-10投稿
見つけた絆創膏を片手に振り向く和也。
ちょっと笑いながら、
「そんなんしてっと襲うぞ」

「いいよ」

抱きついたまま答えた私。
しばし沈黙…。

和也の右手が、私の髪をわしわし。その手を腰に持って行くと抱き上げ、もう一度ベットに座らせる。

和也からキスをしてくれた。
正直、あんまりキスとかしない和也。
だから凄く愛情感じて嬉しかった。

シャツのボタンに手をかけられて、

来た!!

と思ったんだ。

けど、それ以上は進まなかった。

(何で?)

まだ美紀先輩を…好きだから?

「か、和…」
言い掛けた私の唇をキスで塞ぐ。

そして美紀先輩との関係を話し始めた。
人を信じられなくなった事や童貞を捨てた時の事を。

「なぁ、彩…。今はお前を抱けない。
けど、それはまだお前を汚したくないからだ」

目を見てゆっくりと語る。
「俺にだって性欲がある。けど、お前を大事にしたいとも思ってる。
焦らずにゆっくりでも良いと思わないか?」

彼の出来る限りの優しさに思えた。

私は答える。
「うん。
和也が我慢できなくなるくらいの良い女になるから!」
目を丸くした和也は「すでに我慢出来ないかも」と苦笑いした―。

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