初恋 1
プロローグ
「初恋はいつ頃ですか?」と聞かれたら、幼稚園から中学生くらいまでの間を答える人が多いだろう。けど、僕は違った、あれは・・・そう、たしか・・・第一章 出会い 僕は白河 佑一、三流大学の二年生をしている。彼女はいないと言うか、出来たためしがない。中学や高校で好きだと思った子はいたけど、挨拶ぐらいが精一杯だった。
そうしている間に、中学や高校を卒業してしまい、今に至っている。バイト先では「チェリーボーイ」と男子バイトに言われて、笑われるばかり。まあ、この歳でチェリーも変だけど・・・。
そんな時だった。日は1月8日となり、僕は成人式の日を向かえた。久々に中学生の時のクラスメイトに会える喜びと良い出会いがあるかも?という思いを持ち、スーツに身を包み、友達と待ち合わせをし、会場へと向かった。
この日は天候が悪く、朝から雨が降っていた。
「おはよう、紳ちゃん」「おはよう、白河君」
彼は僕の友人の海藤 伸一君。同じ大学生ではあるが、頭はいいし、ルックスも良い。今は髪は茶髪でさらにかっこよく見える。
伸ちゃんとは、中学生の時に初めて出会った。僕は中学一年生の途中から、伸ちゃんのいる学校に転校して来た。そんな僕に最初に声を掛けてくれたのが、伸ちゃんであった。話している内に、気が合い友達になった。 高校からは頭の違いで学校が別々になったけど、今でもメールのやりとりや暇があればたまに遊んだりしている。
「久し振りだね〜」
「そうだね〜どう向こうの大学は」
伸ちゃんは僕が住んでいる県ではなく、他の県にある大学に通っていて、夏などの休みは、こっちに戻ってくる。遊んだりするのは、その時だから、会ったときの会話は、いつも「久し振り」から始まるわけだ。
「よく寝てるよ」 「ダメじゃん!!」
「まあ、簡単だしね」「それは伸ちゃんの頭だからだろ」
「まあね」
「否定しろよ、あ〜少しスーツに雨がかかった」
僕の肩に小さな雨粒が数滴乗っていた。それを見た伸ちゃんは「少し早いけど、会場内に入る?」と聞いてきたので、僕は「そうしよう」といい、傘を折りたたみ、成人式の会場に入った。
まだ、みんな来てはないと思っていたが、案外みんな早く来ていた。
「いや〜女性陣はみんな綺麗にしてきてるね〜」
「そうだね、あっ白河君。あそこにたまってるのは、内藤とかじゃない?」
「初恋はいつ頃ですか?」と聞かれたら、幼稚園から中学生くらいまでの間を答える人が多いだろう。けど、僕は違った、あれは・・・そう、たしか・・・第一章 出会い 僕は白河 佑一、三流大学の二年生をしている。彼女はいないと言うか、出来たためしがない。中学や高校で好きだと思った子はいたけど、挨拶ぐらいが精一杯だった。
そうしている間に、中学や高校を卒業してしまい、今に至っている。バイト先では「チェリーボーイ」と男子バイトに言われて、笑われるばかり。まあ、この歳でチェリーも変だけど・・・。
そんな時だった。日は1月8日となり、僕は成人式の日を向かえた。久々に中学生の時のクラスメイトに会える喜びと良い出会いがあるかも?という思いを持ち、スーツに身を包み、友達と待ち合わせをし、会場へと向かった。
この日は天候が悪く、朝から雨が降っていた。
「おはよう、紳ちゃん」「おはよう、白河君」
彼は僕の友人の海藤 伸一君。同じ大学生ではあるが、頭はいいし、ルックスも良い。今は髪は茶髪でさらにかっこよく見える。
伸ちゃんとは、中学生の時に初めて出会った。僕は中学一年生の途中から、伸ちゃんのいる学校に転校して来た。そんな僕に最初に声を掛けてくれたのが、伸ちゃんであった。話している内に、気が合い友達になった。 高校からは頭の違いで学校が別々になったけど、今でもメールのやりとりや暇があればたまに遊んだりしている。
「久し振りだね〜」
「そうだね〜どう向こうの大学は」
伸ちゃんは僕が住んでいる県ではなく、他の県にある大学に通っていて、夏などの休みは、こっちに戻ってくる。遊んだりするのは、その時だから、会ったときの会話は、いつも「久し振り」から始まるわけだ。
「よく寝てるよ」 「ダメじゃん!!」
「まあ、簡単だしね」「それは伸ちゃんの頭だからだろ」
「まあね」
「否定しろよ、あ〜少しスーツに雨がかかった」
僕の肩に小さな雨粒が数滴乗っていた。それを見た伸ちゃんは「少し早いけど、会場内に入る?」と聞いてきたので、僕は「そうしよう」といい、傘を折りたたみ、成人式の会場に入った。
まだ、みんな来てはないと思っていたが、案外みんな早く来ていた。
「いや〜女性陣はみんな綺麗にしてきてるね〜」
「そうだね、あっ白河君。あそこにたまってるのは、内藤とかじゃない?」
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