Person of A fate〜運命の人〜2
「ん?何?」
「ちょっとだけ良い?」
ちえみとはクラスメイトだ。始業式に少し会話を交わしたくらいで特に親しい間柄ではない。
「先、行ってて」
さおりは待っていた他の三人に告げると、ちえみの元へ駆け寄った。
ちえみが話し始める。
「実はちえみの幼なじみなんだけど…」
そう言ってカバンの中から手帳を取り出した。
「こうちゃんって言うの☆メル友にならない?」
手帳に挿んでいた写真を差し出すちえみ。
写真には、ソファーに座ったちえみと、その隣に男の子が写っている。
「決して格好良くはないんだけど、可愛いでしょ?(笑)」
「うん…」
ちえみの問い掛けに写真に目をやりながら答えるさおり。
「どう?メールしてみる?」何故、私をメル友に選んだろ?などと頭で思いつつ、頷くさおりだった。
それは、写真に写っていた彼の笑顔が眩しかったからかもしれない…。
あの後、道端で三人と合流し帰宅したさおりは、さっそく“こうちゃん”と呼ばれるその人にメールを打った。
『初めまして☆篠崎さんからアドレス教えてもらってメールしました、藤谷さおりです』
送信ボタンを押し、胸を高鳴らせながら返信を待つ。
〜♪
すぐに返事は帰って来た。
「ちょっとだけ良い?」
ちえみとはクラスメイトだ。始業式に少し会話を交わしたくらいで特に親しい間柄ではない。
「先、行ってて」
さおりは待っていた他の三人に告げると、ちえみの元へ駆け寄った。
ちえみが話し始める。
「実はちえみの幼なじみなんだけど…」
そう言ってカバンの中から手帳を取り出した。
「こうちゃんって言うの☆メル友にならない?」
手帳に挿んでいた写真を差し出すちえみ。
写真には、ソファーに座ったちえみと、その隣に男の子が写っている。
「決して格好良くはないんだけど、可愛いでしょ?(笑)」
「うん…」
ちえみの問い掛けに写真に目をやりながら答えるさおり。
「どう?メールしてみる?」何故、私をメル友に選んだろ?などと頭で思いつつ、頷くさおりだった。
それは、写真に写っていた彼の笑顔が眩しかったからかもしれない…。
あの後、道端で三人と合流し帰宅したさおりは、さっそく“こうちゃん”と呼ばれるその人にメールを打った。
『初めまして☆篠崎さんからアドレス教えてもらってメールしました、藤谷さおりです』
送信ボタンを押し、胸を高鳴らせながら返信を待つ。
〜♪
すぐに返事は帰って来た。
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