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初恋:2

[650]  如月ヒロ  2007-07-12投稿
どうか私を好きになって
と毎日お願いした。
誕生日さえ知らなかった私だけど
心の底から好きだったの。
私が知っている先生わ
本当にほんのわずかだけだったけど…

1回目の授業終わり
先生に「さようなら」と挨拶をした
先生は笑顔で答えてくれた。
少し胸の高鳴りを覚えたが
気にしないようにそそくさと
男友達に会いに行った。

男友達は引退試合に好きなコが
来たんだと嬉しそうに話した。
あたしは男子テニス部と仲が良く
なかったので行かなかった。
タメの男にというより
男に興味がなくなっていた。
男子テニス部は本当に幼稚で
女々しいやつらばかりだった。

だけどこの男友達だけは
あたしに優しかった。

だから好きなコが出来たと聞いて
チクンと胸が傷んだ。
そういう目でみたことはなかったけれど
離れてしまうのが嫌だった。
男友達の真剣な恋心を
聞き流すようにして
私は今日の先生が素敵だったと
彼に伝えた。
彼は笑って「お前がそんなこと言うなんて珍しいな」と言った。
たしかに素直に素敵だと思える人に
会ったのわ久しぶりだった。

初めての挨拶の
あの笑顔
が忘れられなかった。
今も忘れられない。
思えば恋に墜ちた瞬間だった。

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