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空にいる君?

[425]  えま  2007-07-13投稿
人が嫌い。
人なんか信じない。いつも1人でいる、それが私。
そんな私が彼女に出会ったのは、暑い暑い真夏の日でした。
私は毎日行く神社にその日もいつものように向かってました。
神社に着いた時、知らない男5人組と、その中に1人だけ女の子がいました。
その女の子と目があった時、なぜか彼女がこっちに向かってきました。
そして私の目の前に立ち、いきなり

「今、暇?」
「はっ?」

「暇じゃないんだけど。」
「…暇そうだから付き合って。」

彼女はそう言うといきなり私の手をひっぱり、走り出しました。
意味もわからず10分ぐらい走り、またいきなり彼女が

「ごめんねつき合わせて、じゃあ。」

と一言いい残して行ってしまいました。
“なんだあいつ”
そう思いながら私も帰りました。

そして次の日神社に行くと、昨日の子が1人でいました。
思わず私は

「昨日なんだったの?」
と話かけると
「悪かったね昨日。けど助かったわ。」

聞く話によれば、clubで知り合った人達らしいが、いい加減めんどくさくて抜けたかったらしい。

「だったら抜けたらいいじゃん。つかさあんた名前は?」
「ゆい…。あんたは?」
「美鈴」

それが彼女との出会いでした。
それから私達は毎日神社で会うようになりました。
ゆいはまだ15才なのに1人暮らしでした。
「ゆい親は?」

「いないよ。顔も知らない」

「ふーん」

いつしか私はゆいの家にほとんど住むようになった。
それからの私達は今までの自分の人生や思ったことなど、いろんなことを話しました。
私は初めて人を信じることを知りました。
そんなある日ゆいの家に行くと、部屋が真っ暗で、ゆいは部屋の住みでうずくまってました。

「ちょっと、何してんの?」

ゆいは震えてました。
「なにがあったの?」
「…助けて…」
そう一言いって私に抱きついてきました。
結局何があったのかわからず、一日中ゆいが寝てる間も隣で起きてました。
その朝早くにいきなり家のドアがドンドンもの凄い音がして、男の人の声で

「おいっ!!ゆい開けろやこらぁ!」

「またきた…」

「何?誰?」

「この間の5人組。しつこいんだ…もうやめてくんないかな…」
そう言ってまたうずくまってしまいました。




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