携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 片想い・8(再告白)

片想い・8(再告白)

[364]  結姫  2007-07-13投稿
「後悔っつーんやろな。俺ホンマあほやったわ・・・」



何も言ってあげられなかった。ただ聞くしかできなかった。でも、それでも大西君は最後まで話してくれた。


「クリスマスが近づいた冬に、自分なりにいろいろ計画立てて、めちゃ恥ずかしかったんやけど、プレゼントは指輪買おうと思って。・・・バイト始めて、金貯めて、買ったんやんか。もちろん内緒でな(笑)
・・・忙しくてメール返事返さず寝たりとか度々あってさ、多分そん時やと思うねんけど、その間元カノのバイト先のヤツに「最近会ってくれない」とか相談してたらしい。」

「ぇ・・・もしかしてその人と?」

「・・・クリスマスに電話かかってきて、泣きながら「好きな人できた。ごめん」って言われた。
俺ならスゲー大切にするって告白されて、嬉しかったんやって。なんやねんそれ・・・俺ってタイミング悪いよな(笑)」

「なにそれ・・・そんなんなんか納得いかへんわ!!それで別れたん?」

「・・・俺は何も言えへんわ。寂しくさせたんは俺やし、全て俺が悪いねん。」

「大西君は元カノのこと、もう好きじゃないの?」

「うん。好きじゃないで!半年も前やしなぁ。でも、それ以来好きな子とかできへんわ」

ズキ・・・


そうなんや・・・



「そっかぁ。・・女が信じられへんくなったん??」

「そうじゃない。好きな子を泣かせたくないねん。俺あほやし、また気付いてあげられへんやろし・・つらい思いさせてまうやろし」
「・・そんなん、大西君逃げてるだけやん!!そうやって一生もぉ恋せぇへんの!?そんな理由で断られる子の気持ちも考えてよ!!」


「優衣ちゃん・・・」

「勝手な事言ってんのわかってる。でも、うちならカゲで泣いたりしない!泣くなら大西君の前で泣く。やめてほしいトコあったら言う!もっと頑張るよ!!」


そう言い終えてから気付いた・・・告白はしないつもりやったのに、めっちゃしてしまいました・・・どっ、どうしよう・・・


「優衣ちゃ・・」
「ごめんなさい!!ちょっと熱く語りすぎてもーたぁー(笑)じゃ、もぉそろそろ切るね!!おやすみなさい!!」

ガチャン!!




その後、大西君から何の連絡も来なかった。いきなり切って怒ったかもしれない・・・明日学校顔合わせづらいなぁ・・・






続く

感想

感想はありません。

「 結姫 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス