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あの日 2

[201]  光里  2007-07-13投稿
《何これ‥》

「お前が早紀?」
「そうだけど」
「涼!‥おいお前出てこいって」
「ムリムリムリ」

うわぁ‥戻ろっかな

「出てこいって言ってんだろ!!あ、ごめんね こいつがお前に話あるんだって」

んー‥こういうの苦手なんだよねぇ

「ほらお前が出てこないから戻っちゃったじゃん」
「え!?‥てめー嘘つくんじゃねぇよ!」
「ほら早く言えって」

長い‥早く戻りたいんだけど‥

「‥俺‥お前が好きだ」は?
一瞬、伊藤先輩の顔が頭に浮かぶ
「‥‥いいよ」

こうして私は涼と付き合うことになった

「早紀一緒に帰ろ♪」
「うん」
「ラブラブだねーお二人さん♪」
「うるせぇよ拓也!」

こいつはあれからなにかとからかってくる。ヤな奴。まぁ関係ないか 今は涼の彼女なんだから

「‥伊藤先輩のことも忘れなきゃなぁ」
「へ〜まだ好きなんだぁ」
「うん‥ん!?美香か‥びっくりした(^_^;)」
「いい加減引きずるのやめときな?あんな浮気者。早紀も幸せになっていいんだよ」
「‥わかってるよ」

“幸せになっていいんだよ”
この時美香が言った言葉で私は涼を好きになろうと決めたんだ

つづく

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