携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> 夏の涙?〜Baseball Life〜

夏の涙?〜Baseball Life〜

[516]  熊川彰  2007-07-14投稿
頭から一塁ベースに滑り込み砂煙が舞う中、僕はあの声を聞いた。アウト。審判の腕が高々と上がった瞬間僕の夏は終わりを告げた。            ベンチの荷物を外にだす。僕は泣いていた。外にでると二、三人の記者が僕のところにきた、初出場だったので少しは注目されていたのかもしれない。質問されているがあまりうまく答えることができなかった。 最後の質問として聞かれたのは、今の気持ちは?っという質問だった。僕は後悔はありませんと答えた。 その時また涙がこぼれた。しかしこの涙ははさっきまで流していた悔し涙と違う、達成感と安堵に満ちた暖かい涙が流れだしていた。一通り質問が終わったところで、僕の横で泣いていた後輩が僕にこう言った。 『負けて悔しいけど、最後にキャプテンにまで打順が回ってよかったです。』 もしかしたら野球の神様が0から野球部を作り上げた僕に対してご褒美をくれたのではないのかなと思った。誰もがみな体験することができないことを僕は体験した。そして今、夢を託し、遺志を継ぐもの達が白球を追い続けている。 僕はあの夏があったからこそ、今の僕がいる。あの夏は今も心の中で輝き続けている。 夏の涙 〜Baseball Life〜 完。

感想

感想はありません。

「 熊川彰 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス